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DANZEN さんの日記
2007
4月
20
(金)
22:31
本文
昨日は最近入塾した生徒の多いクラスを指導しました。受験学年です。
中3生と雖も(いえども)、勉強の仕方が分かっていないなぁと改めて実感。
予想通りといおうか、なんともかんとも。。。
新入生が多い、即ち下位クラスです。
新入生だけでなく、通い始めて半年近くになる生徒もいます。
多くの生徒に共通点があるんですね。
その共通点を自覚させることが重要なので、そうなるように仕掛けをします。
当塾を御存知の方には当たり前のことなのですが、トップ進学ゼミでは毎時間、前回までの内容を確認する為のテストがあるのです。
私が上位クラスを指導する際は、そのテストは子どもにとって難しい問題が多くなるようにします。しかし、それは難問奇問といった類の問題ではありません。
標準よりは少し難しい問題ですが、解法を教えていない問題を出題します。
だからいつも生徒達から「いじわる」だとか「サイテー」だとか「出来るわけ無い!」とか「そんなんだから彼女が出来へんねん!」とか言いたい放題のサンドバック状態なわけです。
ただね、難しい問題であっても解法を教えて貰い、それを練習し、解けるようになるというのは上位クラスの生徒なら当たり前じゃんか。私はそう思っているのです。
新しいことを教えて、宿題でその練習をする。
私が出す問題はそれらを少し組み合わせただけ。
知識は使ってなんぼです。使えるようにならんことには宝の持ち腐れです。「マニュアルがあったら使える」では話になりません。
生徒達に授けた知識を鸚鵡(おうむ)返しで吐き出させるだけでなく、生徒達に使わせた形で吐き出させる。
これが大切と信じて止まないわけです。
こういう練習をしないことには「本当の生きていくための力」なんてのは身につかんと思っています。
が、それはあくまでも上位クラスの生徒の話。
基本になる知識はあるでしょってのが大前提。
入塾したての生徒や、ずーっと下位クラスが定位置の生徒の多くにはこの大前提が通用しない。
では、ここに書いている基本になる知識とは何ぞや?ということです。
それはね、宿題なんですよ。
家でやった問題です。
口を酸っぱくして、宿題をしたら丸付けとやり直しをして、再度丸付けをして、それでも分からんかったら質問せぇっ!と言っている「宿題」です。
このクラスの生徒達は何度も言われて、耳にタコができて、そのタコが大きくなりすぎて耳を塞いでしまっているようなのですね。
生徒は「耳タコやー」とか言うてますが、そんなあんたがタコなんよ。分かってね。
私が書いた仕掛けというのは、宿題と同じ問題を得点の7割近く出題するということです。
それなのに合格できないんですよ。びっくりでしょ。
宿題をやった痕を見ると、出来ていた問題を間違っていたり(これは論外ですね。テキトーにやっているとしか思えません)、出来ていない問題がそのまんま同じ答えで間違っていたりする。
何のための丸付けであり、やり直しか?
大人の社会ならば、どれだけ上司に叱られるか分かんないレベルの失態ですぞ。
子どもだから許されるわけはない。少なくともワタクシは赦さんのです。
受験生であっても、こんな仕掛けに見事に嵌って(はまって)くれるわけです。
こういう所はこちらの期待を裏切ってくれて一向に構わんのですがねぇ。
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