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こっこー さんの日記

 
2012
12月 13
(木)
03:12
nabata特急1212
本文
今学期最後の本校でのこっこーの授業

小5奈高コースは、すこぶる元気です。

でもー・・・

漢字の点数が芳しくない。

点数の悪い生徒の方を見て、こっこーは言うのです。

「漢字とか、出来て当然だよなー。」とねっちこく。

小学生の間の漢字学習は、非常に大事です。

中学生になってからの「暗記」の練習になるからです。

「時間がなかった。」

「覚えることができなかった。」

そのような「言い訳」を一切聞きいれたことがありません。

「そんなもんがおぼえられんで、中学生になったらどうする?」と

言い放つのみ。


中学生で学習する内容は、その先のところ。

毎回の漢字テスト、単語テストで居残り不合格になっていては、

塾に通う価値もないというもの。

だって、ただただ覚える作業は、家でも十分にできるし、

解き方を教えてもらう必要だってないわけだしね。

ひたすら暗記させる学習法は、悪い!かどうか。

ただ多くのことを意味もなく、暗記させることは無駄。

しかし、最低限の「暗記」なしに、学習のレベルは先には進まない。


春眠不覚暁

処処聞啼鳥

夜来風雨声

花落知多少


季節外れでは、ありますが

こっこーが中学生頃に国語の教科書にあり、

そのとき「覚えさせられた」ものです。

孟浩然の「春暁」です。


今の今まで、これがずっと頭の片隅に居座り続けているのは、

春が来るたび、

むにゃむにゃ気持ちよく、布団に入っている時が来るたびに、

思い出し、そして、モウコウネンさんと、同じ気持ちを共有するからでしょう。

何度も何度も、心の中で、呪文のように唱えるこの詩が

自分のなかで、生き生きとしてくるのです。


自分という存在と「詩」が同化することでしか、

この感覚は生まれないでしょう。


春眠不覚暁・・・

ん?この次って、どうつづくんだっけ?

これでは、まったく「鑑賞」というところまでたどり着くことはできません。



覚えているだけで、なんとかなることもある。

しかし、それはだれにでもできることではないか。

そのさきに、見えるものは何か。

そこが、中学生の学習で、トップ進学ゼミが目指すレベルではないのだろうか。


小学5年生。

彼らが中学生になるのは、1年3ヶ月後。


毎年の如く、彼らの成長も、静かに見守ろうと思う。

トップ進学ゼミ菜畑校 にわとり担当こっこー アリデベルチ!

春暁は結構、解釈がむずかしいようだが、

興味があれば調べてみよう。
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