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こっこー さんの日記

 
2026
4月 6
(月)
01:21
KOKKOAI特急0405
前の日記 カテゴリー  つれづれ
本文
春期講習が終わり、
教室には、夕陽が差し込んでいた。

授業の「型」を作る。
それは、ただの準備ではない。
毎年、毎クラス、生徒と向き合いながら、
ゼロから形をつくり直す、
我々にしかできない“戦い”だった。

生徒の表情を読み、
課題の取り組み方を見つめ、
そのクラスだけの最適な道を探す。
その過程には、
迷いも、葛藤も、静かな決意もあった。

新中学1年生にとっては、
この時期は厳しい。
家ではできていた問題が、
テストになると解けなくなる。

タイマーの音が、
心を追い詰める。
覚えたはずのことが、
指の間からこぼれ落ちていく。

その瞬間、
彼らは初めて知る。
「勉強とは、こんなにも思い通りにならないものなのか」

だが――
それこそが、始まりだった。

最初はできない。
誰だってそうだ。
ここは、
“できる子だけ”のための場所ではない。
できるようになりたいと願う者のための場所だ。

授業が終った教室。
机に残る数人の生徒。
居残りは、罰ではない。

自分の意志で残る者だけが、
本当に強くなる。
頑張る者が一歩でも前に進むための場所だから。

そして、季節は動き出す。
ゴールデンウィークが近づいている。
積み上げてきた「型」が、
崩れ去る危険をはらんだ時期。

我々は静かに、しかし強く願う。
どうか、ここで止まらないでほしい。
どうか、この春につかんだ一歩を手放さないでほしい。

生徒たちが帰っていく背中。
その背中を見つめながら、
心の中でそっとつぶやく。

「気を引き締めて、課題に取り組め。
未来は、今日の積み重ねでできている。」

――1学期開始。
これからも、物語は続いていく。
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