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DANZEN さんの日記

 
2006
8月 11
(金)
02:25
続 ブログ開始宣言
本文
「ブログ開始宣言」で紀貫之ばりの宣言をしても、覚悟は伴っておりませぬと申しました。

それならば兼好法師の方が良かったのではないかとの声が有り、いやいや、それこそダメですばい!てな話があったものだから、書いておこうかなという次第。


つれづれなるままに、日暮らし、硯にむかひて、心にうつりゆく よしなしごとを そこはかとなく 書きつくれば、あやしうこそ ものぐるほしけれ



中学生は暗唱できないとダメな文章です。さぁ声に出して読みましょう!


意味はこんな感じ。

ひとり居で手持ちぶさたなのにまかせて、一日中、硯(すずり)を前にして、心に映っては消え、映っては消えるつまらないことを、とりとめもなく書きつけると、妙に気ちがいじみた心地がする。

いやぁ、分かりにくい!



今風に書くならばこんな感じ。

なんかさぁ、ひまぢゃーん。
でぇ、いちんちじゅー、ずーっとぉっ、ケータイ持ってぇ、どぉでもいいことメールしててぇ。
じゃあさぁ、頭おかしくなって気がする感じぃ。



実は徒然草の書き出しは名文なのですよ。

だから中学生にも暗唱させるわけですが、彼らにこれが名文であるかどうかの理解はおそらく出来んでしょう。
だって、かくいう私も。。。
いやいや、せめて生徒よりはレベルが高いという設定にさせて下さい。
そこんとこは一生のお願い。
商売できなくなるもんね。


中学生にとっての訳は上述のような感じでありまして、訳として全然ダメってワケじゃないんだけど、奥がないんでありますね。(いや、ダメだなやっぱり。ありとあらゆる部分でダメですな)


中学生位の理解だと、ヒマだからそれを何とかするために字を書いた。そしたら気持ち悪くなってきた。という一直線のモノになってしまうんですね。
ま、そこまでひどくはないにしても、何で物狂おしくなるかはわかんないでしょうね。


私も大学生の時、すぐに理解することができなかったです。とにかく何やら今までの自分はおかしい解釈をしているようだぞ、という程度。そして何とか「こんなもんか?」という理解のまま今日に至るわけですから、やっぱり完全理解には未だ程遠いわけです。
きっともっと年を取らんといかんのでしょうね。


兼好さんはヒマがかなわんとはちーとも思っておらんのですよね。(ヒマと徒然も違うんでしょうが)ヒマはヒマで受け入れて、色んな事を思っていると、色んな事が見えてきて。。。
そんなことを言ってるんでしょうかね。


ヒマだからてきとぉに書いてみたよぉ!的なニュアンスは大間違いなわけで、徒然草ばりの宣言など、恐れ多くて出来やしません。

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