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DANZEN さんの日記
2010
8月
10
(火)
18:28
本文
完全に前半戦が終了しました。
ある校舎、受験学年の授業でのこと。
DANZEN「というわけで、諸君の嫌いな文章題についてはこれで終了です。あとは図形とグラフはまだ2学期にもありますから復習をしっかりとしておきましょう」
生徒A「やったー!」
DANZEN「ちょっと待って。ホントに『やったー』でいいの?もう授業では出てこないって意味分かってる?こういう文章題についての単元学習はもうないことの本当の意味分かってンの?」
---UnderThisSeparatorIsLatterHalf---
生徒の気持ちはヒッジョーによく分かりますね。
数学嫌いだったお母さん方もよく分かるんではないでしょうか。
方程式の文章題、この文字を見ただけで鳥肌が立つ人が結構居る様な気が。
受験生の冬期講習は原則として入試演習です。総合問題演習をしていかないと年明けの入試に間に合わないんですよね。
2学期以降、これまでに習った色々な単元毎を授業として復習をする機会はないわけです。
即ち、「やったーと叫んだあんたが次に文章題に出会ったとしたら、それは模擬試験であるか、入試であるかのどっちかだって事。模擬試験で出会って出来なかったら志望校を下げなきゃいけないし、入試で出会ってしまったら不合格も覚悟しなくちゃいけないかも知れない。そういうことをちゃんと分かってンの?もう出来るようになってんのならええんだけどね」
さすがに教室はシーンとなりました。
その後、そのクラスの半数の生徒が「もっと問題を解いておきたいからプリントを下さい」と取りに来ました。
みんなで相談してではなく、各自で考えたのか、みんなバラバラに言いに来るもんだから一人ずつバラバラの範囲のプリントになってしまいました。(再構成して全部渡しましたが)
作るのは大変でしたがこういうのはナンボでも作りたくなりますね。
受験生に限らず意識して欲しいことですが、「今」習ったことを「今」出来るようにすることがホントに大切なんですよ。
学年に一人は居る良くできる子というのは授業をしている「今その時」に出来るようになって帰ります。
むちゃんこ授業に集中しています。
次に良くできる子の大半は授業で習ったことを次の確認テストまでに出来るようになってきます。家で頑張って宿題をして居るんですね。
成績が伸び悩んでいる子の大半は「今」習ったことを「あー難しいなぁ」で後回しにしてしまうんですね。
どうです、当たってませんか?
お盆中に前半の復習をしっかりして、お盆明けの時に先生を捕まえてたっくさんの質問をぶつけて下さい。
前半戦、しっかり頑張れた諸君、おつかれさーん!
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