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DANZEN さんの日記
2022
12月
17
(土)
17:54
本文
小学生の授業をしていると早めにやってきた中学生がその様子を目の当たりにすることになります。
小学生が帰った後に、そんな中学生から「先生も優しくできるんやねー」と褒められました。
えっへん、すごいでしょー。
いや、ちがうがな。
「いつも言うようにあんたらに叱ったことなど一度もないではないか。つまり常に優しいじゃないか!」
と言いますと、「出来ても褒めてくれない!」っと叱られました。
だって、出来て当たり前じゃん。答えのある問題ばっかりやってんだから。それも教えた内容で解けるやつばっかり。
そういいますと「いじわる!」と言って去っていきました。
「だからキラい!」と捨て台詞を残して。正論は嫌われるのであります。
まずはグラフをご覧ください。
毎月の実力テストはしっかりと分析されております。これは吾輩が数理を受け持つ1年生の下位クラスの数学と理科と五科目の成績推移です。
何度か書いてますが、なかなかに苦戦を強いられているクラスです。スタート時からめっちゃ低いんだもの。
小学高学年の内容がすっぽり抜けている感じなのはコロナのせいなのかもしれません。
あまり学校へ行けなかったりしたもんね。
話を聞けなかったり、という基本的な集団授業を受けて自分の能力あげていく為の所作なんかは小学5年生?という印象でした。
叱ったり、緩めたり、授業の深度を調節したり、と色々やりながら少しずつ成長してくれております。
理科なんて夏時点で4月から15も偏差値が上がってます。数学は7ポイントですか。
理科は覚えるとはどういうことかを徹底しました。
しかし、上位クラスでは小テスト感覚で毎度のように実施することが多い一問一答形式は一切使っておりません。ただの暗記とは違う形で、知識が結びついて活きるようにというスタイルでやりました。
数学はとにかく基本中の基本である計算とそれを使った基礎問題を繰り返しました。
ある程度形ができてきたのを見て、2学期から少しだけレベルアップ。そうすると当然数字は落ちてきます。それは想定内です。
問題をレベルアップすると子どもは今まで以上に頭を使わないといけなくなります。問題を解くスピードも落ちます。時間がかかるわけです。
つまり、めんどくさい。ここを真摯に乗り切ってほしいのです。次のステージが待っているわけです。クラスの三分の一くらいは頑張ってやってくれています。
一方でといろいろと誤魔化す輩がでてきます。クラスの数人が意味のないことをやってその場をやり過ごそうと、そのことに必死になっている感じなわけです。
2学期というのは学校の行事も多くて基本的にダレる時期です。ここであまり強く出ると「いきたくない!」となってしまうのでそうならないような匙加減を考えながら子どもと戦います。
ただ、冬休み前ともなるとDANZENも覚悟を決めます。叱るというマイナスの指導は基本的に推奨されません。褒める指導はあまり弊害がないので気にしなくていいんですけどね。
どっちにも共通していることは心を揺さぶることです。そうして態度を改めてもらう方向に持っていくのです。
マイナスの指導でもプラスの指導でも狙いは同じです。
マイナスの指導は失敗したときに「いきたくない!」(子どものやる気が削がれてしまう)が出るので難しいのですが、失敗しなければ効果がすぐに出ます。効果が出たときにプラスの指導に変えてやればいいだけです。
冬休みは短期決戦です。学校こそないものの、クリスマスに年末年始の特番にお正月に久しぶりに会う親戚達、そしておとしだマネー!
勉強という嫌なものから逃げられる行事も多いのですね。
楽しむことは楽しむ、やるべきことはやる!
これを達成するために、ちょっとでも楽しめる時間が増えるように、しんどいことは意味があるようにがんばれ!となってほしいわけですね。
そういうわけでちょっとピリついている(ように一部の生徒には見える)DANZENなのであります。多分ほかにもそんな感じの先生がいるかもしれない。
けっして大人にサンタがやってこないからイラついているわけでも、クリスマスデートの相手がいないから八つ当たりしているわけでもないのであります。たぶん。。。
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