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DANZEN さんの日記

 
2022
7月 28
(木)
16:24
語彙力がやばい、文学もやばい
本文

最近の中学生、特に1年生は口癖のように「イヌがおるで」という。なんでいつもイヌなんだろう。ネコでも良いじゃん。

ニャンちゃんあるで!


にゃんちゃって。

塾生たちは確認テスト前になるとワンちゃんを探し回っておるのです。そんなに都合の良いチャンスは転がっておらぬのだよ。然るべき努力を怠ってはならぬのです。



先日、雪国の冒頭を英作できる?って聞いたら

I still love you. だって。

そりゃ吉幾三じゃ、たわけ者め。

川端康成も雪国も知らんのですよ。太宰が自死して、三島が自死して、川端も。。。ってそんな話をしてみても太宰治という名前しか知らんらしいことが判明。
想像するに太宰治は芸人のピースの又吉が最近広めたから知っとるのかな。いや、教科書に載っておるのか。走れメロスが。

そんな走れメロス、非常に簡略化したバージョンがあるのです。先日ツイッターに上がっていたのがyoutubeかされたのでご紹介。たった2分の物語。



夏の感想文にいかが?

色々ヤバいけど。

話が端折られすぎていて分かんねぇって中学1年生以下の人はこちら。(走れメロスは中2の国語だったかと。教科書が変わって無くなったのかもしれませんが)




いや、間違えた。これは語彙力がヤバいバージョンの元祖だった。こっちだ。



ちゃんと文章で読みたいんだという人は青空文庫にあります。「あおぞら 走れメロス」ですぐ見つかります。

いやね、やっぱり原文で味わうべきでしょ。他のもおもろいけども。
原文を知っているからこその面白さであるわけですよ。

高校の国語の教科書から文学作品が消えようとしているのですね。
雪国といえば吉幾三で、夏目漱石なんかは「坊っちゃんはネコである」を書いたホラー作家なんてのを信じるようになるぞ。

雪国は冒頭が美しい。
走れメロスは最後が面白い。

王様万歳!で終わっても良いのにね。みんなを赤面させるんよ。
なんでだろうね。
いつの間にか勇者になっとるし。

作者が一番赤面してんぢゃねぇの?
なんてことをワイワイ言える時代はもう来ないのかもしれんなぁ。


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