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こっこー さんの日記
2021
8月
3
(火)
12:14
本文
なぜUFOの目撃情報が激減したのか。
SNSで、ついこの間盛り上がっていたようです。
仕事柄、帰りが遅く、自宅近くの人家も寝静まり
街灯もまばらで、玄関前でしばし夜空を眺める。
南の空の星座の移り変わりで季節を感じ、
南中時刻で時を知る。
そんな日常がずっと続いている。
夜道は危なく、街灯のない道を歩くなんてもってのほか・・・
という現在ではあるが、数十年も前は、まだその辺の感覚が
のほほんとしていて、(田舎ということもあるだろうけど)
塾の帰りや、眠れない夜などは
じっくりと夜空をながめた。
中学生の理科の単元では、普段の生活の身近にある事象を
取り上げている。しかし、生徒たちにとっては、
年々「身近ではない」ものになってきていると思う。
「・・・は知らない。」「・・・は見たことない。」
そんな生徒は一定数いるのだけど、「えっ!?それしらんか!?」と
突っ込むこともしばしば。
知らないことを何でも調べられるようになった社会では、
検索したこと以外は「目に触れない」という超お友達社会。
興味がないことについては、まったく情報が入ってこない。
かくいう私の普段の生活も、もれなく「自分だけがお友達社会」な
わけだけど。
塾は、勉強させるところでなく、
勉強するきっかけや、勉強できる環境を提供する場だと思う。
意識が変化すれば、自然と勉強に取り組むし、
その行動の継続をサポートする。
知らないことがすこしでも「知っていること」に変われば、
知ることが楽しくなるはずだし、今見えている世界の境界線が
ぐっと外側に移動する。
昔に比べて狭くなった夜空を見上げながら、
生徒たちに思いをはせるコッコーである。
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