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DANZEN さんの日記

 
2021
7月 29
(木)
14:19
0点のテスト、100点のテスト
本文

棒グラフ見てますかー!

積極的に棒グラフ状況を生徒にぶつけるのが趣味になっております。
生徒から、あの棒グラフを何とかしてやろうと気合いが入ったという報告も受けております。
授業が終わる度に更新されていきますから日々棒グラフが伸びるよう頑張ってください。

ネットを見ていると色々と面白い記事を目にします。ただ表示される記事は人によって違うようで、その人が興味がありそうな記事が優先的に選ばれているんですね。DANZENの場合は教育系の記事も結構多めに表示されているようです。
「なぜ多くの東大生は“100点満点”を取ると落ち込むのか」こんなタイトルの文春オンラインの記事が目に飛び込んできました。
TOPでも「満点の答案が落ちていたらゴミ箱に捨てて良いよ。でも、0点の答案が落ちていたらそれは絶対に本人に返してあげないといけませんっ!」などと扇情的な声かけでお話をすることがあります。その類いかなぁと思っていたら案の定でした。
でも、それを知らない人がたくさん居るから記事になるんですよね。
折角だから掻い摘まんで(かいつまんで)。

頭を良くするためにはどうしたら良いだろう?
「たくさん本を読む」「たくさんの知識を持っている先生などの話を聞く」「論文を読む」などが挙げられるかもしれません。
でも、これらは全部、「頭をよくする行為」ではありません。人間は、知識をインプットする時には頭はよくならないんです。いくら本を読もうが、いくら先生の授業を聞こうが、全く意味がない。


がぁーん。授業を全否定されてしまった。

と落ち込んでみましたが、じつはこれ、デキル塾人の間では常識なのです。私の知り合いの塾では授業研修で新人が無駄に解説をすると「眠いわ」とか「オマエだけが分かってる状態やん」とかボロカスに言われるのです。意味のない解説は限界まで減らせ!その空いた時間で生徒の頭を動かせ!というわけです。
そうでないと生徒の頭は良くならないのです。
生徒の頭が動く解説ならいくらやっても良いんですが、それは生徒側にもかなりのレベルが要求されるのでなかなか難しいのです。

話の続きを。

「ええ? じゃあどうすればいいの?」と疑問を抱くかと思いますが、答えは簡単。「アウトプット」をすればいいのです。
--中略--
多くの東大生は100点満点を取ると落ち込むのだそうです。「なんだよ、受けた意味なかったじゃないか。このテスト」と。
 つまり、模試や試験・問題というものを「弱点発見のための手段」だと考えているために、1問も間違えなかった満点のテストではただの一つも弱点を発見できていないというわけです。 逆に、0点のテストだったら「こんなに伸びしろがある!」「こんなに弱点が発見できた!」といいことずくめだといっていいのです。
つまり、0点のテストだったら喜んで、100点のテストだったら落ち込まなければならないのです。

ということでした。
アウトプットを重視する。トップの確認テストはまさにそれ。でも2種類ありますよね。100点を取らないといけないテスト(100点とっても落ち込まない)。100点を取らなくてもいいテスト(100点取ったら落ち込まないといけない)。上のクラスになるほど、後者のテストが多くなりますね。
DANZENテストはその極みかもしれません。でも、遠慮せず100点取ってくれよなぁ。で、100点やんけ!意味ねぇぢゃん!って毒づいて欲しいなぁ。

居残りも上位陣にはアウトプットを重視、強要しております。
単語テスト不合格!覚え直し!とかのインプット系は家でやってこい馬鹿たれ!という感じです。
塾はアウトプットを試せる貴重な時間なのだ、という位置づけです。(まだレベルがそこまででない人達にはその限りではありません)

やるべきことをやって塾に来るから頭が良くなるのです。当たり前でしょ?


こうやって書いたり、生徒に言ったりすると、そうは言うけど。。。という困った顔で俯く(うつむく)のです。

人は正論に弱い。その弱いところと付かれると、そうか!と開眼して気合いが入るか、上で述べたように俯いてしまうかになります。
俯いてしまうパターンになるのは、その正論に具体性が見いだせない場合が多いですね。
そうは言うけど。。。のあとに「どうやったらいいの?」って言葉が続いたりしますよね。

「やれぇ!やるのだ、夏は気合いだぁ!10じかん!」とかの根性論は流行りませんね。
そんなときにもネットです!というか、ツイッターだけど。

素晴らしき具体例がツイートされておりましたよ。

息子、教えてもない二桁の足し算を正解するので「どうやって計算してるの?」と聞くと

ふむふむ



「まずね、あたまのなかに
ゆびが100ぽんあるおててを
2つよういする」

およよ



「その100本のゆびをおってめっちゃはやくかぞえる」


無理じゃ、ボケ、こら!おいでやす風に

とりあえずのオチにしておこう つづく



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