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DANZEN さんの日記
2015
3月
7
(土)
21:00
本文
年が明けてから土曜日は大忙しです。
時代の波に乗り遅れまいとプログラミン教室なんて始めたものだから致し方ありません。でも、いいこともありますね。土曜の朝から教室が開いているので中学生が自習に来られるようになりました。
今年はコロナで密を避けるために自習室も希望者が全員使える状態ではなかったのです。
今回は塾業界の料金体系に喝を入れてやろう!ということで書いております。
こんな小さな塾のおっさんが吠えたところで痛くも痒くもないのは承知です。ただ一人でも「そんな阿呆な!」という思いを味わはなくて済めばなぁと思います。
こんな思いを抱いたきっかけは、プログラミン教室をやっていることを知っている息子のお友達のお母さんからあるお話を聞いたことなのです。
---UnderThisSeparatorIsLatterHalf---
大手のロボット教室に通っていたんですね。半年ちょっと前にロボットを4万近く出して買ったそうな。
そしてそのコースはプログラミングではなくてロボットを組み立てて色んな実験をするというような内容だったようです。たぶん年齢がまだ小さいのでロボットに慣れていくというようなカリキュラムなんでしょう。うちでも電車をロボットに見立ててやっていますが、最初はプログラミングとはほど遠い内容からはじめます。
しかし、半年ほどで買い換えが必要になるとはいかがなものか。
次に買うロボットはこの先数年間使えるものだそうです。いよいよここから本格的なプログラミング指導が始まるということらしいです。
で、そのロボットがまた5万ほどするらしいのです。うーむ。
週に1回、50分授業を送り迎えをしてやってきたそうです。初期費用が入会金にロボット代金で6万以上。月謝がうちの1.5倍。そして半年経ってまたロボットを買い換えて、月謝も上がるそうです。(ま、オマエとこみたいな弱小教室と比べるなって言われそうですが)
結論として、続けるには高額すぎて諦めることにしたとのこと。まぁ今時の子どもですから、習い事はこれだけではないですもんね。そこまで教育費を捻出できないとのことでした。
最初に説明を聞いたとしても、参加するコースのことしか説明受けないですもんね。その後どうなるかということを詳細には確認しないですよ。
というか、確認のしようがない。どんな風に進んでいくかと分かんないんだもの。
これは塾でもいえることですね。受験学年になった途端にメチャクチャ高くなったりは当たり前です。大手の中学受験の直前冬期講習なんて20万超えですし。中学受験は1月ですから、ここの受講を断ることはないだろうってことでこんな価格設定をするわけです。12月の月謝引き落としが30万オーバー。ほとんどの塾は季節講習は別費用です。通常月謝プラス講習代です。
高校受験も大手は高い。特に個別を併設しているところ。数年前に知り合いから相談を受けました。集団ではちょっと成績が伸びにくい子どものようなので、個別も併用して夏の期間に一気に伸ばしましょう!って40万の請求。
商売だからしょうがないんだけど、弱みにつけ込むのはなんだかなぁといつも思います。
うちはこのプログラミング教室も、本丸のトップ進学ゼミも、明朗会計です。
たまに分かりにくいと叱られますが。。。ただ高すぎると言われたことはほとんどありません。そう言ってお辞めになって、やっぱり高くなかったですって復活してきた方はいらっしゃいましたが。
あ、個人塾としては高いですよ。それは否定しません。でも、こんなに実績出し続ける個人塾は稀少です。
途中でやめてほしくない。中途半端な参加はしてほしくない。そういう想いで価格設定をして頑張っております。
中学生は1年生時から5教科受講必須ですし、講習会も絶対参加です。
受験は5科目です。理科と社会の1点も、英数の1点もなんら変わりはありません。
内申点は1年生の時からしっかりと意識をしておかないと、受験生になったからといって取れるようになったりしません。
まわりで「あそこのぼっちゃん、受験生になったから頑張りだして内申点が上がったそうよー」なんて聞いたことないでしょ。中2まで4と3が大半という生徒が、中3になっていきなり5ばっかりなんてなるわけないじゃん。
講習会は実力をつける絶好の機会です。学校に邪魔されない時期だからです。
ここを選択制にはしたくないのです。講習会が終わったらまた一緒に勉強するんですから、差がついたらついてこられないじゃん。
だから講習会も含めて月謝制にしています。別途教材費だけは頂いておりますが、講習会のための授業料を別途なんてことはしないのです。
年間通っていただけるように、できるだけ各月が均等になるように月謝として設定をしております。(それでも限界がありますが)
これはやっぱり自分が大手にいたときの経験からなんですよね。
通常時は一人あたりの回収単価を上げるべく、受講科目数を増やすように懇談の度に営業です。
講習前には担当ごとに講習会や合宿の受講率を高めるように営業をさせられるわけです。その受講率の結果がお手当に反映されるわけです。
だからみんなの前で「え、自分受けないの?みんな受けるって言ってるぜ?」なんてことをやったりする先生がいたりするわけです。阿呆ちゃうかと。
でもねー、みんな大手に行っちゃうのよねー。
イオンが商店街を潰したように。amazonが書店を潰したように。
ただ教育産業は「便利」だけでどうにかなるもんではないですから、そこが勝負所です。騙されない人が選んでくれる塾で、そして、そんな人たちを裏切ることなく精一杯の成果を出せる塾として存続したいと思います。
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