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DANZEN さんの日記
2020
5月
19
(火)
12:19
本文
ようやく映像授業から解放された。。。あーしんど。
そして久しぶりの通常授業。(とはいっても特別時間割継続中ですが)
楽だぁーーー。
そしておもろい。
テスト後のかしまし娘達が「故障する機械なんか使わんでいいねん」とか文句を言い始めたらどんどんエスカレートして、「忘れ物をして取りに帰ったり、疲れたから途中で歩いたり、失敗したからやり直したり、お姉ちゃんだけ2倍とったり、全部いらんねーん」と爆発。
そやけど、それあんたらの生態そのまんまやん。
というわけで、お姉ちゃんだからってお菓子が多い必要はないそうです。弟と平等に分けてあげてくださいませ。当人達たっての希望です。---UnderThisSeparatorIsLatterHalf---
閑話休題、映像授業、やはり反応が見えないのでテンポが悪い。飛ばせるところはサッと流して次へ行きたい。
集団授業ではクラスの中位層よりちょっと上がアタフタするくらいの雑な説明がちょうどいいのです。そうしないとクラス全体の頭が動いていかない退屈な授業になってしまう。常に全員の頭をブラッシュさせたいと思っています。なかなか難しいんですが。
下位の生徒はそれこそ必死に聞いてないとすぐにおいていかれます。
雑な説明で必死にさせて、ついて来られなかった層に向けて、下位向けのフォローを入れる。こうやって少しずつ賢くしていく手法です。
これはどうやったって映像ではできない。対面式のZOOMでも難しいんだろうなぁと思います。顔と手元が映っていれば可能なんだろうけど。今の環境では顔だけ、手元だけ、のどちらかだもんなぁ。
おうちで2台カメラを用意してもらって、こっちがその2台を随時切り替えできれば可能になるかな。しかし、生徒10名以上を移すモニターに、それだけの情報を受け取る回線の太さが要求されるなぁ。5Gにならないと無理だな。
しかしまもなく5Gです。変わっていくかもしれないですね。
私は京都在住なので校舎に出向かず、ひとりぼっちで動画作成に勤しんで(いそしんで)おりました。
そんなわけでひとりだけガラパゴスな動画になっておりましたね。
実は、あのスタイルをずーっとやりたかったのです。
ちょうどアバターがヒットした頃、家庭用民生機で3Dプロジェクターのすごくコストパフォーマンスがいいものが出たんですね。で、大阪の電気街まで出かけて、ひと月くらいかけて情報を集めて自宅に念願のホームシアターを作ったのでした。屋根裏に入って配線したり、天井に穴開けてたら大きすぎて不格好になったりと大変でした。全部自分でやるのです。D.I.Y大好きですから。
週に2回ほどのペースで通ってたのでお店の人とも仲良くなり、ビジネス用のプロジェクターの情報なんかももらいました。当時はちょっと時期が早いということで遅れること2,3年、ついにビジネス用のプロジェクターでもコストパフォーマンスのいいものが出た!という情報を教えてもらいました。EPSONでした。実際に教室に実機を持ってきてもらって試してみたりしたんですが、やはり時代がまだ追いついてこなかった。
どうしても明るさが足りないんですね。スクリーン付近の照明を少し落としてやらないと見にくいのです。そりゃあ7桁近いお金を出せばそんな問題は解決するんでしょうが、そんなお金がどこにある!ってことで断念しました。
前だけ少し暗くすると前に座ってる子達がノートとれないやん、というそれだけの理由です。
プレゼン用のソフトを使って解説用の動画を作成すれば、ずーとそれが使えるやん。最初に作るのは大変だけど、その後がとても楽。そして3年計画くらいで解説用動画を作っていけば貴重なライブラリーができて、それを元にかなりレベルアップされた授業がどの校舎でも展開できるなぁと思っていたのです。
そしてついについにそのチャンスを実行に移すときがやってきたのです。それが今回の我が輩のガラパゴス動画だったというわけです。
やってみて、PCの進化に驚きました。動画の処理が速いこと速いこと。動画はできるだけいじりたくなかったのです。windowsXP時代にDVDを変換するのに丸一日作業させっ放しでやっと完了!みたいな経験をしていたので、いくら速くなったとはいっても、1時間以上は待ってなきゃいけないんだろうなぁと常々思っていたのです。
授業解説用のプレゼン動画を作成するのに時間がかかるのは百も承知。大体動画時間の3から5倍くらいかかります。
そしてそれをパソコンで流しながらビデオカメラに向かって解説開始。これは動画の時間だけかかります。
大体どの動画も10-15分くらいですから、ここまでで1授業分70分は軽く超えてきます。1授業辺り、動画は2本か、3本なので大変だぁーーーとなるわけです。
そしてこの後の編集作業も大変な筈、だったのです。予想では。
編集ではビデオで撮ったしゃべりはじめと、プレゼン用の解説動画のはじめがしっかりあってるか調節して、あとは解説動画にしゃべってるDANZENがかぶらないように位置を調節するだけ。これは5分もかからないのです。
そして変換ボタンを押したら、これも3分くらいでできあがる。
えーーー!うそっ!速っ! というのに度肝を抜かれたのであります。
しかも動画を作成したら、自動的にyoutubeにアップまでしてくれる献身的なソフト。素晴らしい。
そういうわけで、プレゼン用のソフトで解説動画を作る手間はかかりますが、それを元にしゃべったり、そっから動画に合成したりなんかはかなり楽になってました。すごい時代だ。
で、こんなに頑張って動画を作ったのに、我が輩の動画の平均再生率はダントツに悪いのだっ!
大体どの先生も5割から6割くらいなのに、我が輩だけ3割だとー!怒怒怒怒怒怒怒
平均再生率というのは動画の時間10分だとすると我が輩のは3分くらい見られてるよっていう、1再生辺り何分間再生されているかを表す数値だそうな。ユーチューバーはこの数字を重視するらしい。これが収入に直結するそうですね。
いろんな原因が考えられます。
とりあえず、見たことにしたという奴。再生ボタンを押して、我が輩の顔が出たら即座に画面を消す!という暴挙を行うワケです。なんということを。。。
とりあえず、そんなことはないだろうと生徒に聞いてみたら、ほぼ全員がきちんと最後まで見ているという。そうよな、当人を目の前にして言えんわな。わなわなわなわな。。。号泣。
まぁ大体の見当はついているので、いいのです。
生徒からの意見を聞いて、動画授業は動画授業のメリットもある、やはりいつでも、繰り返し見られるというのは大きいようです。
問題はその自主性をどうコントロールしてやれるか、ですよね。ただ、今回の短期間ではほとんどの生徒にその部分の問題は起きなかった。だからメリットも十分享受できたのでは?という感想です。
ま、先生は全員何回か死んだけどね。死因は動画撮影。新型コロナ以上にやばいのか?と思ったらそれをさせたのがSARS-CoV-2なワケで、許せんなぁ。見つけ次第、滅菌してやる!
あ、菌じゃないのね。こりゃまた失礼いたしました。ばいばいきーん。
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