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DANZEN さんの日記
2008
12月
6
(土)
12:58
本文
大阪の橋本知事が公立の学校に於いて生徒の携帯持ち込み禁止を訴えました。
理由の1つに携帯電話への依存傾向が強い程、学習時間が短いということがありましたね。
飽く迄都道府県単位では初ということであって、携帯電話持ち込み禁止の取り組みは市町村単位では行われています。
当塾でも入塾手続の際に原則として携帯電話は持ち込み禁止であることをお知らせしております。
理由は単純。
塾にいることが分かっている。
ご家庭からお子さんに連絡がある場合は塾に電話をかければ事足りる。
生徒からお家の方への連絡手段として無料で当塾の電話を使用できるので問題なし。
だから携帯電話を塾に持ってくる必要性は大変乏しい。
塾に携帯を持ってくるほとんどの理由が生徒本人の「持っていきたい」であることが多いのです。子どもの中ではステータスでもあったりするわけで。
さらに子どもは遊びの天才でもあります。あれだけ高機能が詰まった機械です。大人以上に面白おかしく使い熟す(こなす)のは訳ないのです。
ステータスで持ちたい!から始まって、持ってしまうと色んな使い方を発見する。
それでは単なるオモチャでしょ。電話として使われておりません。。。
そんなわけで学習に不要な物は持ってこない、そういう方針でもあるので持ち込み禁止をかなり以前から実施して居るのであります。
そしてもう一つの隠れた理由。(結構お話はしているのですが)
メール機能の弊害です。
携帯を一部の中学生が持つようになった頃、成績が急降下する生徒が出たのです。
真面目な生徒です。
携帯を買い与える約束として、これまで通り勉強をするという宣言もさせてのこと。
勿論その宣言は守って居るのです。
しかし成績は急降下。
本人と話していて推察したのは、集中力が極端に下がったことにより学習効率が著しく落ちたということ。
ながら勉強はいけません!てなことは昔から言われて居りますね。
多くの生徒の集中力を奪う行為であるからです。
しかし、ながら勉強で集中できる生徒も一部いるわけです。
最初はながら勉強で集中できていないのですが、徐々に勉強の世界へ。
耳から入ってくる音が雑音になっていくのですね。
そういう生徒が居ることはあるのです。
しかしね、あくまで偶に(たまに)いるというだけで、これを読んでる塾生のあんたさんに当てはまることではないのだよということは理解しましょう。
物事を何でも都合の良いように取ることがプラス思考ではありません。念の為。
上述のようなことがあるので「聞き」ながら勉強はオススメ出来ませんが、成績が下がってないのなら様子は見ても良いんではないかというのが私の見解。
当然、「見」ながら勉強はダメなのです。テレビ見てたら、読めないし書けないし、勉強に集中できない状態じゃなくて、勉強してない状態から進まんのです。ここ重要。テストに出ます。
そして「見」ながら勉強の上を行く最凶ツールが携帯メールであったりするのです。
どうやら生徒諸君はDANZENと違い臆病であることが多いようなのですね。
メールが来たらすぐに返信しなくっちゃ!となるようです。
私なんかは「緊急の用やったら電話せぇっちゅうねん」てなノリですし、
「携帯メールの返信?なんであんなちっさなボタンをチマチマ押さなあかんねん」とパソコンの前に座るまで放置&パソコンからの返信で済ますタイプですからね。
稀(まれ)に行う携帯での返信は定型文をフル活用。
タイトル なし
本文 了解
みたいに。
生徒にしたら信じられない行為らしいですが。
そんなんやったら友達無くすやんかー!と言われますしね。
我が輩はそんなくだらん友達はイランのです。といってもそれは私の価値観の話なんで押しつけてもしょうがない。
話が逸れて(それて)もーたー。
要するにですね、生徒達はメールの着信があると一旦勉強を中断して内容を確認、そしてその場で返信をする。
するとまた相手から返信が来て。
これがキリの良いところまで続くらしいのです。
なるほど、これで勉強時間が減るのねって思ったあなた、甘いです。
問題はそんな所にはありません。
一部の生徒に何とか認めることも出来る「聞き」ながら勉強。
なんで認めることが出来るかは上述の通り、集中する時間帯を持てる可能性があること。
いつしか集中して音は雑音になり、一息ついた時に雑音が当人にとって気持ちの良い音として復活する。
携帯ってこの真逆じゃないですかね?
集中してるのを無理矢理中断させるわけです。
集中力は鍛えれば伸びゆく大切な力。
集中力がないところで勉強なんて出来るわきゃないのです。
だから集中力を鍛えて欲しい。
それなのに、集中し始めたら携帯が鳴るのです。
集中力が持続しない方に鍛えられるのでありますよorzトホホ
その生徒とは数回に渡る話し合いの末、勉強している時間はリビングに携帯を放置する。
友達には勉強時間は携帯を親に預けるルールになったと宣言する。
勉強開始と勉強終了を友達にメールする。
こんなルールを作って実行させました。
そうしたら、あら不思議。成績復活です。
携帯全面禁止!なんてことを言いたいくらいですが、物騒な世の中です、安全確保の為の携帯所持というのは全く以て正当な理由です。
だから、当塾では原則禁止。許可を得た人だけが持ってきて良い。但し、他の生徒が持ってきていないことを理解して、きちんとルールを守りましょうということでやってます。
ルール違反はどうなるか。
一時没収です。後日父兄に同伴頂き、返却しております。
何度か没収沙汰がありましたが、大きな問題は起こっておりません。
また許可制にしたからといって、不都合も起こっておりません。
だから大阪府も頑張ってやんなさい!と言いたいところです。
ただね、学校で没収とか出来るんだろうかね?
きっと無理だろうなー。というのが率直な感想。
やはり妙ちくりんな親側の問題なんでしょうかな。
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