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DANZEN さんの日記

 
2008
8月 25
(月)
22:49
珍道中(長いです。こめんなさい)
本文
夏もいよいよ終わりますね。
処暑も過ぎました。本当に体感できる処暑ですね。

まだ一部の生徒の受験が残っておりますが、夏の総まとめ的な意味を持つ実力テストも終了致しました。
結果を気にしてくれている親御さん、ニュースコーナー掲載の仮採点結果はあと数日お待ち下さい。
途中経過としての感想は概ね良い結果だったかな?ということです。ちょっとなーというのは本校の中2だったかなー。
中学2年生はこのテストから志望校判定も始まるのです。少し意識を高くして貰わねば!


さて、前回書くぞーと宣言した?珍道中です。

まだか?のありがたい声を頂戴しながら、いつもの如くノビノビになってますね。

頑張って書くぞ!



お盆の帰省ラッシュも始まろうかという8月16日の出発です。
場所は首都方面。正にラッシュの方向です。
そんなわけでラッシュを極力避けるのと高速道路の料金割引を利用するために午前2時集合。

集合人員はDANZENとボビンの2名。

たった2名です。それで代わり番こに運転しながら首都を目指すのです。

ボビンは免許取り立てです。車も買い立てです。その買い立てホヤホヤの車で行くのでありました。


安全を期して運転をしていない間は睡眠を取ること!というルールにしたものの、運転者が免許取り立てのボビンであって、増して深夜の高速運転となると寝られるわけがない!ですよね。

まずはGH校横の田上インターから新名神へ。
運転者はいきなりボビン。
交通量も少ない道路ですしね。

で、私、恐怖の余り一睡も出来ない   どころか、助手席で爆睡。

100km割引という有り難いETCシステムを利用する為に途中で高速を降りまして、ETCカードの入替。
そこで助手席から後部座席に移動しまして、またも爆睡。

だって、助手席って寝苦しいんだもの。


そんなこんなで爆睡していましたら朝の7時過ぎに富士急ハイランドに到着してました。

早く着きすぎたなーって思ったら、なんと営業が始まってるじゃありませんか!

朝7時からやってるんですと。


この富士急ハイランドで天才やまちくんと待ち合わせなんですが、もちろん彼は10時前にならないとやって来ないわけです。

まだまだガラガラの遊園地、噂ではお昼を過ぎる頃には長蛇の列になるとのこと。

こんなチャンスはないのです。

天才やまちくんの事は忘れて、入場券を購入。
気が付けば人気コースターに並んでしまっておりました。

ドドンパという発車するや否や一瞬で時速170kmまで加速するという代物です。

私、遊園地という場所は10年ぶり以上くらいなのです。(ナゼかは聞くなー!)
対するボビンは3日ぶりだそうです。
しかも3日前に行った遊園地というのが富士急ハイランドっ!

おんなじとこやん。。。

なんでも偶々(たまたま)急遽(きゅうきょ)そこへ寄ることが決定してしまったそうな。


いやぁ、凄い加速でしたねー。

断末魔の叫び声を上げる間もなく最高速に達し、ぐおんぐわん振り回されて終了しました。


続きましてFUJIYAMAとかいう昔ながらのコースターに並びました。
昔ながらとは言っても10年ほど前に登場した当時で『最高部の高さ』『最大落差』『巻き上げ高さ』『最高速度』という4つの項目でギネスに登録されていたというではありませんか。

そんな情報など全く持たないDANZENは、訳の分からぬ一瞬のうちに終わったドドンパに気を良くして鼻歌交じりに乗車したのでありました。

そう、あれは一瞬で終わったんですよ。だから余裕だったのです。


乗車するとどんどんと景色が素晴らしくなってきます。
10mおきに看板が立っています。パッと見ると60mという表示が。

20階建てビルのてっぺんですか?

少しずつ現実が理解できてきました。その間もまだまだ登り続けます。

なんといっても私の遊園地エボルーションは10年前でストップしているのです。
ギネス4冠なんて情報を知らなくってもヤバイ世界に来てしまったことは第六感で分かるわけですよ。

あ ー ど ? し よ ー 

と頭の中で虚ろな(うつろな)棒読みを繰り返していたら落ちました。


なんだ、結構余裕じゃん!


と思った次の瞬間、首がグキッ!!!

むち打ちです。

これはまずい!と思った刹那、2度目のグキッ。


これは首がもげると思ったのでそこより先はずっと顎(あご)を引いて、前の手すりにしっかりしがみついてました。


ヘッドレスト要るでしょ、あれは。
自分の首の筋力の無さに呆れ果てもしましたが。



降りてすぐに頭痛薬を生で飲み込み、ベンチで休憩。
朝っぱらから酔っぱらいのように寝っ転がってました。約1時間。


完全にやられましたね。グロッキー。



寝ていると天才やまちくんが漸く(ようやく)登場。

空いていそうなアトラクションに並んで色々と楽しみました。


そんな中、抱腹絶倒(ほうふくぜっとう)する出来事が起こったのです。


いやぁ、関東のギャルは恐ろしいです。


実はですね、ここの遊園地は絶叫マシーンとホラー系にかなりの力を割いているようなのです。ホラー系は力不足感が否めないですが。。。

で、ホラー系のアトラクションの説明を受けていたときのことです。
その回に入場できる50名くらいでしょうか、集まって画面に映し出される不気味な映像を見ながらアトラクションの内容を理解し、そして気分も高めていくという所でそれは起こったのでした。

画面には数匹のイモリが映し出されています。

そう、ここは人が立ち入ってはいけない洞窟の中という設定なのです。

じめっとして人の気配もなく不気味だということを表現したいが為のイモリなのです。

それを見た3人組のギャル(推定17歳)が
「いやー!気持ちわるーい!」とか言ってるわけです。

この辺は全然問題なしですね。


ところが、次が大問題。


「なにあれー。気持ち悪ーい」


「あれさー、ワニだよ、鰐」


へ? わに? 

まじかねきみたち。。。
喰われてお仕舞いなさい。

私の周りの人々も少し首を傾げて(かしげて)おりました。



そんな我々には関知せず、スクリーンには洞窟内をコウモリが鳴き声を上げながら飛び回るシーンが映し出されます。

甲高い音で「キーキー」とスピーカーから流れてくるわけですね。


ギャル3人曰く「いやーん。からすぅ」


こっちが「いやぁん」ですよ。烏は「カー」だ、戯け者(たわけもの)。

なんでカラスが洞窟におんねん、鳥目って知らんのかい。
何にも見えんやろが。。。と思ってみても、彼女らがそんなこと知ってるわけないですわね。
来る途中のサービスエリアで買ったVSOPウナギパイを献上してビタミンAの効能を説くべきか否か。


いやぁ凄い連中だなーと思いながら、笑いを堪えて(こらえて)おりました。


しかし止め(とどめ)を刺されてしまうのです。

画面には死体に群がるウジ虫が。。。


「うわっうわっうわっっ!へびへびへび!」

ここで限界、大声で笑ってしまいました。

普通、笑う所じゃないんですがねー。怖いねーって雰囲気でこれから入場って場面なんですが。



ホラー系が力不足と書きましたが、こういうギャルのせいではないですよ。全体的にイマイチなのかな。

ただね、ひとつだけとても怖いのがありました。

戦慄迷宮というお化け屋敷です。

なんと所要時間40分オーバー。待ち時間3時間30分。大変な人気アトラクションなのです。


我々は朝一番に入場しているので裏技?を使って優先チケットなる物を購入しておきました。
(一人1000円払うと人気アトラクションを待ち時間無しで楽しめるのです。先着○名ってなってますが)
このお化け屋敷「戦慄迷宮」と総回転数がギネス記録という訳の分からん動きをするコースター「ええじゃないか」はチケットを購入しておいたのでした。

3時間30分待ちの長蛇の列を最後尾で係員にチケット見せると、最前列へごあんなーい。

ものすごい優越感。

これ絶対お得ですよ。
確かに1000円は高いけど、1時間当たり300円以下だからね。
それにこの優越感がおまけで付いてくるとなれば利用しないと損ってもんです。


こちらも40人くらいでしょうか、一斉に説明を受けて、その後4名くらいまでのグループで順にスタートしていくのです。

その説明の最中にも館内では「きゃー!」とか「うわー!」とかいう悲鳴がこだまして、ドタドタと逃げ惑うような足音が響き渡ります。

これは演出かなーとか思っていると、そんな捻くれた(ひねくれた)ことなど考えつきもしない純真な小学生(親子連れね)なんかは「こわいよー」とか「いややー、やめようよー」とか両親にお願いしてるんですね。
そしてついには始まる前から泣き出す子どもも。

お父さんも「大丈夫だから」って必至に宥める(なだめる)。
そりゃ、3時間30分の苦労を考えるとここでは引けないですよね。


で、実際の所、悲鳴や逃げ惑う足音は演出ではなかったわけですが。

いやぁ、怖いですよ。
至る所にエキストラがいて追いかけてくるんだもの。こわいこわい。


ペンライトを渡されるんですね。即ち灯りはそれしかない。真っ暗なわけです。
で、恐る恐る進みながらペンライトの仄か(ほのか)な灯りでベッドを照らすと人形が。

これだけでもビクッとしてしまいますよね。

顔に灯りが行くと目がギョロッて動いて、こちらが「ぎょぎょっ」って思ったら空かさず(すかさず)奇声を上げながら起き上がって追いかけてくるわけです。
こちらも負けじと奇声を上げて逃げ惑うわけです。

館内全部がそんな感じだから、あっちでもこっちでも悲鳴が絶えないわけです。

私、後ろの組のギャルに突き飛ばされましたもの。

お化けに追いかけられてパニックになった後ろの集団が走ってきて私を突き飛ばして逃げていきました。

お化けも怖いが、ギャルも怖い。女難の日だったのかも知れないなぁ。



この迷宮に入る前に園内でアナウンスが流れていました。

「只今富士近辺でライオンが発生しております。お客様の安全のため、流しますか、ええじゃないか、ドドンパ、フジヤマの運転を休止することがあります。お並びのお客様はご承知置き下さい。」と。

ほぉー、ライオンね。面白いねーって普通に思ってたんです。


というのはここの園内、結構おちゃらけてましてね、たとえばこんなのがあちこちにあるんですよ。

何だ?クマって。



出口には電光掲示板に似せた渋滞情報看板。




え?200km?



温泉の効能にあり得ないようなものが。。。




富士山から降ってきたようです。



数十年先の予告ってのも凄いが、その割にすぐにでも出来そうな時速12km、しかも人力。



他にも透明コースター遂に完成!とか。

探したけれど、透明だから見えんわね。しょうがない。


人気アトラクションの「流しますか」だって「長島スカ」だと思ってましたし。
(絶叫系コースターでは東の富士、西の長島って言われてるようですからそれを意識して付けたに違いないと思うわけです。)



こんな感じだから、ライオンのアナウンスも面白い冗談だなーって。


はい、アナウンスは大真面目でありました。

私がライオンと雷雨を聞き違えておったのでした。



迷宮を出たあと、残すは「ええじゃないか」だー!と意気込んだものの停まってました。


ほとんどのアトラクションが停止してました。


あー優待チケットがーと思いながらも心のどこかでは安堵してもいました。

だってね、あり得ない動きをするんだもの。あれに乗ったら死ぬかも知れないと思ってましたから。



結局チケットの時間が切れる30分前に復活したので乗ったのでありますが。

感想は。。。
取り敢えず降りてすぐに頭痛薬を生で飲み込んだことはお伝えしておきます。


遊園地を堪能した後はすぐ近くの河口湖へ。

やっぱり冨士山は特別ですね。



あー面白かった。
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