@
DANZEN さんの日記
2008
4月
28
(月)
03:12
本文
前回ちらりと書きました写真シリーズ。
春ウララぁーと陽気に誘われて外に目をやると色彩が美しいことこの上ない。
有り難いことに花粉症には未だ無縁のDANZEN。心ウキウキなわけです。
歳と共にセンチメンタリズムが加速して行ってるのでしょうかね。
最早乙女の域に到達か?てな勢いです。
誰だっ!いま、気持ち悪いなんて呟いたのは?
車を走らせているとご覧のような菜の花畑にレンゲ畑。
この時期の大きな楽しみの1つですね。
これは歴(れっき)とした農法なんですよ。雑草を抑え、成長後は土に戻して肥料にするんですね。
車を止めて小径(こみち)に目をやると小さな花も負けじと咲き乱れています。
まぁそんな気分で見なければ唯の雑草かも知れませんがね。
普段とは違う見方をするのもいいもんです。
今回は以下の花々と出会えました。全部同じ場所ですよ。
さて、いくつの花をご存知でしょうか?
中学1年生は理科の授業でやりましたよね?
まずは菜の花の花。
菜の花の花とはまどろっこしいですが、菜の花で一語なのでしょうがない。
菜の花の種からは油が取れます。菜種油ですね。
ということで、菜の花は菜種ともいいますし、油菜(アブラナ)ともいいます。
先日、前年までお手伝いを頂いていた佐藤先生から近況メールを頂きました。
(佐藤先生は4月から州見台にてくにみ塾を開校したんですよ!)
始まりは「菜種梅雨の肌寒い日が続きましたが、連休を目前にやっと初夏らしい明るい陽射しがやってきました。」
佐藤博江先生の人柄が表れる書き出しですよね。
天気にも使われる有名な言葉です。塾生も色んな言葉を覚えて、色んな場面で使ってみて下さい。
お次は蓮華草の花。豆科の植物なんですよ。
豆科の植物は特別な働きをするんですね。それは中学3年生で習います。
「手に取るな やはり野に置け 蓮華草」
群生している姿が美しいですよね。
こいつはカラスノエンドウ。
実が出来たらその中の豆を取って、口に含んで「ピーピーピー」
一緒にいた悪ガキが「オレさっきそこで小便したぞー」
「ぷぎゃぁー」
「ぺっぺっぺっ!」と唾を吐いて。。。なんてことは勿論経験済みです。
これはカスマグサ。
カラスとスズメの間だから「カ」と「ス」の「間」で「かす間草」。カラスは上記のカラスノエンドウのことなのです。
そしてスズメは、スズメノエンドウというのがありましてね、もっと小さい同じようなものがあるんですね。
残念ながら今回の場所にスズメノエンドウさんはいらっしゃいませんでした。
こういう知識でもって雑草を見ると面白いですよね。
こいつは何でしょうか?アブラナと同じ仲間の植物で、春の七草の1つです。
はい、ナズナですね。
別名ペンペン草ですね。
布団叩きみたいな実、こいつでお尻をペンペンするからペンペン草です。
という嘘を平気で教えるのですが、今の子ども達はみんな信じて下さいます。
三味線草とも言うんだよって教えても「だから何?」って顔をしてキョトンとしてます。三味線のバチと実の形が同じだよって教えて初めて「へぇ。だから三味線草っていうのね」という反応止まり。
三味線の擬音語はペンペンペンペンと表現されるんだよっていっても「???」
「だから、さっきのお尻ペンペンは嘘なの!」って言わないと気付いてくんないだもの。
この実の部分、茎を持って回転させるとシャラシャラと音がするんですよね。
懐かしいなぁ。
これはナデシコの仲間、ノミノフスマ。蚤の衾と書くんですね。
衾とは布団のこと。葉っぱが茎を包むようについているでしょ。とても小さいのでノミの布団のようだねってこと。
ホントにノミが包まって(くるまって)たらちょっと嫌かも。。。さすがにそこまでほのぼのできません。
完全乙女はまだ遠いか。
これは間違う人が多いのです。
ポポタンではないのです。通称タンポポモドキです。本名ブタナといいます。
酷い(ひどい)名前だなぁ。
見分けるのは簡単。根本の葉に毛が沢山生えてます。
またタンポポは1つの茎に1つの花ですが、ブタナ君はお行儀が悪いのか、茎を沢山枝分かれさせて花を沢山つけるのです。
わーいポポタンだー!と喜び勇んで花を摘み、その花で作ったティアラを頭に載せた少女に「それはね、豚菜というんだよ」と言って泣かせてはいけません。
実はブタナはまだマシなのです。
こいつはオオイヌノフグリ。酷いです。あまりにも。
こんなに可愛い花なのに。
フグリとは睾丸であります。キ○タ○であります。キムタクではありません。
小学生にこの話をすると大概大喜びですが、中学1年生になると成長してくるんでしょうかねー、冷やかーな反応になります。
この名前は、実が犬のフグリを後ろから見た形に似ているからついたんですね。
大きな犬のフグリではないですよ。日本にはイヌノフグリというものが元からあって、西洋から来た彼らはそれより大きいので大イヌノフグリなわけですよ。
故郷にいた頃はキャッツアイとか呼ばれていたのに、日本に来たらオオイヌノフグリな訳ですよ。酷い話だ。
こいつも海外からやってきました。
オランダミミナグサさんです。
ミミナグサというのが日本古来よりあるのですね。どれくらい昔からあるのか知りませんが、清少納言が枕草子に書いている位昔からあるのです。
「つめどなほ みみな草こそ つれなけれ あまたしあれば きくもありけり」
ベタ訳すれば
花を摘んでも 耳菜草は 期待はずれだわ でもたくさんあるので 菊なんかもあるのね
となるんでしょうかね。
この歌は面白いですよ。
春の七草を子供に摘みに行かせて、集めていると見たことのない草が混ざっている。
子供に草の名前を問い詰めても何も答えない。
漸く(ようやく)誰かが「耳菜草です」って言ったので「耳が無いのなら聞こえないから知らん顔をしていてもしょうがないわね」と笑っていました。
するとまた別の子どもが菊の草を持ってきたので、この歌を詠もうとしたのです。
すなわち
問い詰めても 耳が無いのなら 答えられなくっても仕方ないわね でもたくさんの子供がいるので 私の言うことを聞く子もいるわ
そんな歌なワケです。
掛詞3つですか。
結局、子供相手にこんな歌を披露しても意味わかんねーだろうからやめたけどねって清少納言は書いておられます。
そういや、左上に花弁が4枚のものが写っていますが、DANZENが毟った(むしった)わけではありませんよ。奇形かな?
この花も近頃多く見られますね。
ナガミヒナゲシといいます。近頃もの凄い勢いで繁殖している気が。。。
ケシといってもアヘンはとれませんので悪しからず。
最後はアゲハチョウ。
私も明日よりアゲハチョウのようにふわりふわりとしてみようと思っております。
それでは暫しの春休みをいただきます。ではでは失礼。どろん
春ウララぁーと陽気に誘われて外に目をやると色彩が美しいことこの上ない。
有り難いことに花粉症には未だ無縁のDANZEN。心ウキウキなわけです。
歳と共にセンチメンタリズムが加速して行ってるのでしょうかね。
最早乙女の域に到達か?てな勢いです。
誰だっ!いま、気持ち悪いなんて呟いたのは?
車を走らせているとご覧のような菜の花畑にレンゲ畑。
この時期の大きな楽しみの1つですね。
これは歴(れっき)とした農法なんですよ。雑草を抑え、成長後は土に戻して肥料にするんですね。
車を止めて小径(こみち)に目をやると小さな花も負けじと咲き乱れています。
まぁそんな気分で見なければ唯の雑草かも知れませんがね。
普段とは違う見方をするのもいいもんです。
今回は以下の花々と出会えました。全部同じ場所ですよ。
さて、いくつの花をご存知でしょうか?
中学1年生は理科の授業でやりましたよね?
まずは菜の花の花。
菜の花の花とはまどろっこしいですが、菜の花で一語なのでしょうがない。
菜の花の種からは油が取れます。菜種油ですね。
ということで、菜の花は菜種ともいいますし、油菜(アブラナ)ともいいます。
先日、前年までお手伝いを頂いていた佐藤先生から近況メールを頂きました。
(佐藤先生は4月から州見台にてくにみ塾を開校したんですよ!)
始まりは「菜種梅雨の肌寒い日が続きましたが、連休を目前にやっと初夏らしい明るい陽射しがやってきました。」
佐藤博江先生の人柄が表れる書き出しですよね。
天気にも使われる有名な言葉です。塾生も色んな言葉を覚えて、色んな場面で使ってみて下さい。
お次は蓮華草の花。豆科の植物なんですよ。
豆科の植物は特別な働きをするんですね。それは中学3年生で習います。
「手に取るな やはり野に置け 蓮華草」
群生している姿が美しいですよね。
こいつはカラスノエンドウ。
実が出来たらその中の豆を取って、口に含んで「ピーピーピー」
一緒にいた悪ガキが「オレさっきそこで小便したぞー」
「ぷぎゃぁー」
「ぺっぺっぺっ!」と唾を吐いて。。。なんてことは勿論経験済みです。
これはカスマグサ。
カラスとスズメの間だから「カ」と「ス」の「間」で「かす間草」。カラスは上記のカラスノエンドウのことなのです。
そしてスズメは、スズメノエンドウというのがありましてね、もっと小さい同じようなものがあるんですね。
残念ながら今回の場所にスズメノエンドウさんはいらっしゃいませんでした。
こういう知識でもって雑草を見ると面白いですよね。
こいつは何でしょうか?アブラナと同じ仲間の植物で、春の七草の1つです。
はい、ナズナですね。
別名ペンペン草ですね。
布団叩きみたいな実、こいつでお尻をペンペンするからペンペン草です。
という嘘を平気で教えるのですが、今の子ども達はみんな信じて下さいます。
三味線草とも言うんだよって教えても「だから何?」って顔をしてキョトンとしてます。三味線のバチと実の形が同じだよって教えて初めて「へぇ。だから三味線草っていうのね」という反応止まり。
三味線の擬音語はペンペンペンペンと表現されるんだよっていっても「???」
「だから、さっきのお尻ペンペンは嘘なの!」って言わないと気付いてくんないだもの。
この実の部分、茎を持って回転させるとシャラシャラと音がするんですよね。
懐かしいなぁ。
これはナデシコの仲間、ノミノフスマ。蚤の衾と書くんですね。
衾とは布団のこと。葉っぱが茎を包むようについているでしょ。とても小さいのでノミの布団のようだねってこと。
ホントにノミが包まって(くるまって)たらちょっと嫌かも。。。さすがにそこまでほのぼのできません。
完全乙女はまだ遠いか。
これは間違う人が多いのです。
ポポタンではないのです。通称タンポポモドキです。本名ブタナといいます。
酷い(ひどい)名前だなぁ。
見分けるのは簡単。根本の葉に毛が沢山生えてます。
またタンポポは1つの茎に1つの花ですが、ブタナ君はお行儀が悪いのか、茎を沢山枝分かれさせて花を沢山つけるのです。
わーいポポタンだー!と喜び勇んで花を摘み、その花で作ったティアラを頭に載せた少女に「それはね、豚菜というんだよ」と言って泣かせてはいけません。
実はブタナはまだマシなのです。
こいつはオオイヌノフグリ。酷いです。あまりにも。
こんなに可愛い花なのに。
フグリとは睾丸であります。キ○タ○であります。キムタクではありません。
小学生にこの話をすると大概大喜びですが、中学1年生になると成長してくるんでしょうかねー、冷やかーな反応になります。
この名前は、実が犬のフグリを後ろから見た形に似ているからついたんですね。
大きな犬のフグリではないですよ。日本にはイヌノフグリというものが元からあって、西洋から来た彼らはそれより大きいので大イヌノフグリなわけですよ。
故郷にいた頃はキャッツアイとか呼ばれていたのに、日本に来たらオオイヌノフグリな訳ですよ。酷い話だ。
こいつも海外からやってきました。
オランダミミナグサさんです。
ミミナグサというのが日本古来よりあるのですね。どれくらい昔からあるのか知りませんが、清少納言が枕草子に書いている位昔からあるのです。
「つめどなほ みみな草こそ つれなけれ あまたしあれば きくもありけり」
ベタ訳すれば
花を摘んでも 耳菜草は 期待はずれだわ でもたくさんあるので 菊なんかもあるのね
となるんでしょうかね。
この歌は面白いですよ。
春の七草を子供に摘みに行かせて、集めていると見たことのない草が混ざっている。
子供に草の名前を問い詰めても何も答えない。
漸く(ようやく)誰かが「耳菜草です」って言ったので「耳が無いのなら聞こえないから知らん顔をしていてもしょうがないわね」と笑っていました。
するとまた別の子どもが菊の草を持ってきたので、この歌を詠もうとしたのです。
すなわち
問い詰めても 耳が無いのなら 答えられなくっても仕方ないわね でもたくさんの子供がいるので 私の言うことを聞く子もいるわ
そんな歌なワケです。
掛詞3つですか。
結局、子供相手にこんな歌を披露しても意味わかんねーだろうからやめたけどねって清少納言は書いておられます。
そういや、左上に花弁が4枚のものが写っていますが、DANZENが毟った(むしった)わけではありませんよ。奇形かな?
この花も近頃多く見られますね。
ナガミヒナゲシといいます。近頃もの凄い勢いで繁殖している気が。。。
ケシといってもアヘンはとれませんので悪しからず。
最後はアゲハチョウ。
私も明日よりアゲハチョウのようにふわりふわりとしてみようと思っております。
それでは暫しの春休みをいただきます。ではでは失礼。どろん
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