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TOP  >  TOPブログ  >  ぼびん  >  生徒達  >  受験シーズン開幕。

ぼびん さんの日記

 
2016
1月 21
(木)
16:59
受験シーズン開幕。
本文

先日のセンターを皮切りに本格的な受験シーズンの到来です。

それに合わせたかのように、まるでヒートアップする受験生をクールダウンさせるがごとく寒さが一段と厳しくなました。

受験は寒くなくては。
個人的にはそんな思いがあります。センターには雪が似合います。富士山には月見草がよく似合う、とは太宰が「富嶽」の中で言った言葉ですが、これに近しい気分です。
センターが夏、ましてや春というのはちょっと違う気がするのです。もちろん気候が穏やかな時の方が、能力は発揮しやすいですし、体調面からも望ましいのは言うまでもありません。でも、違うのです。特に大学受験や中学受験に代表される厳しい受験は、厳しいがゆえに舞台も厳しい様相を呈した方が雰囲気が出ます。厳しい季節につらい、くらい思いをして麗らかに春を迎える。なんてうまくできているんだろう、と毎年思います。


センター後には卒業生が顔を出します。そこには様々な顔が。
ある子は、指定の点数が取れ指定校推薦が決まりにこやかに。
ある子は、必要な点数が取れず絶望的な顔をしながら。


当たり前ですが、センターは一発勝負。その一回で受けられる大学が変わります。
中学生は内申点があります。これは2年間ないし3年間の積み重ねです。頑張れば頑張っただけ自分に跳ね返ってきます。それが無いんです。

ミスをしたら終わり。

言葉通り「終わり」です。韓国ほどではないとはいえ、依然日本は学歴が人生を左右します。(学歴フィルターなんて言葉があるでしょう。)そこまで頑張っていようと頑張っていまいと関係ありません。
全ては当日次第。
そんなプレッシャーの中で高3生たちは戦っています。


「どうしたら・・よいですか・・・?」
点数が取れなかった卒業生が言います。
非常に痛々しい、悲壮な顔で助けを求めてやってきます。
今通っている塾ではなく、通っている高校でもなく、あえて卒業したトップにくる理由。その意図を汲んでやりながら話します。

藁にでもすがりたい、そんな気持ちがよくわかります。
できうる限りのアドバイスをします。方向性を示します。そして、最後に困ったことが。「なんて声をかければよいのか・・・」
頑張っている子に「頑張れ」なんて無責任に言えるわけもなく。一つ一つ言葉を選んで慎重に声をかけます。少しでも前を向けるように。希望を見いだせるように。

もっと早くに来てくれていれば!そんな気持ちは拭いきれません。
どうしようもなくなってからでは遅いのです。手の打ちようがなくなります。これは高校生に限らずです。
なんとかなるうちに手を打とう。改善の余地がある間に。



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