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dai さんの日記

 
2023
10月 8
(日)
11:02
トップの本棚―秋の夜長に
本文



「わあい秋の月、兼好秋の月だ~いすき♡」(徒然草第二百十二段)(注1)

私が中3の時に読んだのは岩波文庫版だが、塾生の皆さんには角川ソフィア文庫版を勧めたい。


『徒然草』   兼好法師  角川ソフィア文庫 


冒頭の記述が嘘だと思うむきは、徒然草を手に取り第二百十二段を紐解いてみるとよい。大体あっているはずだ。

9月下旬の小学生の一部授業では「今年9月29日は何の日か知ってる?」と問う前に生徒のほうからこの話題を振ってきた。ご家庭での教養教育の成果であろう。

一説によると、秋の満月は空気が澄んできて晴れていてよく見えることが多いことに加え、高すぎず低すぎず、ちょうどいい塩梅まで月が上がってきて見やすいことが、秋の月が愛されている理由とのことである。


それで今年の中秋の名月を眺めてみると…

わい「思っていたよりずいぶん高いやん」


そうなのだ。月の南中高度は複雑で小中校の理科で教わることは通常ない。

単純に考えれば、新月は太陽と同じ高度、満月の季節変化は太陽と逆。だから秋分ごろの大津市での南中高度は55度ぐらい?

ところが月軌道の赤道に対する傾きの関係で(これは今年の6Zには教える。6Z理科テキストのBOOK3にも記述がある)、月の南中高度は約18.6年周期で変動するという。一番変化が顕著でわかりやすい冬至に一番近い満月で比較すると、今年2023年は83度くらいまで上がるのに対し、2016年のそれは74度ほどである。(注2)

で、今年の中秋の名月の南中高度と南中時刻を知らべてみると…

「大阪 57度、0時1分ごろ」

そうなんや。数字上は思っていたのと差がないやん。なんであんなに高く感じたんやろう?

なお、秋は下弦の月が最も高くなるので、先日明け方に見た月はとても高く、ほぼ真上と言っても過言ではなかった。


では、授業の時間だ。


推定小学3年生の算数のテスト
「4㎝の針金を5㎜ずつに切ると何本できますか」

ある子の回答
(式) 4㎝÷5㎜=8
(答) 8本

この式に対し減点されたという件が話題になっている。

この回答からは正しく理解していると推測できるのだから、減点はありえない。
何?教えた通りじゃないからバツだって?

そんなことするから算数嫌い、あるいは小学校の勉強嫌いが増えるんとちゃうの?


そう思ったけど、この件についていろんな意見が出てくるのを見ると、世の中にはいろんな人がいるんやね。

言いたいことはたくさんあるが、キーボードの調子がおかしい。
  

それでは今日は、このへんで。




注1:かつては定期的に流れてきていた某SNSの過去記事より引用したかったのだが、botの運用が停止されていて流れてこなくなったので仕方なく記憶から引用。多分正確ではないがご容赦ください。

注2:国立天文台のホームページ参照


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