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dai さんの日記

 
2022
7月 7
(木)
16:53
トップの本棚―ナタマメ
本文



高校時代(のほんの一時期)、阪急東通り商店街(ただし新御堂より西に限る)から茶屋町一帯は私の庭だった。JR大阪駅の時空の広場から京都方を眺めると、大ぴちょん君と目が合うことだろう。その右手には赤い大きな観覧車があるが、たしかあの乗り場付近には当時100人も入ればいっぱいの、小さなライブハウスがあった。

その建物の地下2階は、ホワイティ梅田や阪急3番街に直結していて、左に折れて地下街を進むと左手に行きつけの天丼屋があった。当時は消費税など存在せず、たしか天丼一杯500円ほどだった。

今は店構えなどそのままに別の屋号の店が入っているが、そこの天丼は税込み540円である。

あれ、おかしいな、あれから30年ほど経っているのになあ。

デフレ、不況時は減税と金融緩和。中学校の公民の教科書にもそう書いてある。

にもかかわらず、国の税収は過去最高額。あれ、おかしいな。

この状況で緊縮財政と金融引き締めを主張するなど、狂気の沙汰である。よく考えて投票行動をとることにしよう。(「新しい資本主義」はいずこへ…)

消費税の時限的減税を訴えているあの野党も、言動を聞いていると基本的に緊縮財政を主張している。金を配れと言っているあの野党はエネルギー政策がむちゃくちゃで、放射能デマと反ワクチンデマにまみれていてとても支持できない。どこに入れろと?

閑話休題。

初めに書こうと思っていた内容からずいぶん脱線してしまった。


『一晩置いたカレーはなぜおいしいのか』 稲垣栄洋 新潮文庫


てんぷらに欠かせない食材といえば、大根おろしである。
中1の教科書にも載っていて、テスト範囲になっていた「ダイコンは大きな根?」にもある通り、マイルドな大根おろしにしたければ葉に近いほうをゆっくりおろせばよいし、辛みを求めるならば先っぽに近いほうを縦におろせばよい。

本書は、身近な料理の食材に関するサイエンスエッセイである。

半世紀近く生きていても、知らないことはたくさんある。

たとえば、福神漬に入っているナタマメ。あのプラナリアみたいな形にスライスされた物件である。今の今まで、こいつの正体を知らなかった。

「ジャックと豆の木」に出てくるあの豆こそ、このナタマメである。ナタマメの若い莢(さや)を縦にスライスして、ダイコンやナスなどと一緒に漬けてあるのだ。


こういうことを知るのは、いくつになっても楽しいものだ。
生涯、勉強である。


では今日はこのへんで。







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