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TOP  >  TOPブログ  >  dai  >  つれづれ  >  トップの本棚~鶉(ウズラ)は秋の季語

dai さんの日記

 
2021
10月 22
(金)
15:14
トップの本棚~鶉(ウズラ)は秋の季語
本文


涼しいを越えて急に寒くなった。先週は正午ごろで30度近くあり、思わずノーネクタイの開襟シャツで出勤しそうになっていたが、今日は18度である。オフトゥンが恋しい。

小学生学習コースで先週まで2週に渡り詩歌をやっていて、俳句に関して季語の話をしていたのだが、これは知らんかった。

ウズラはキジの仲間の渡り鳥で、夏は北緯40度以北にいて冬には熱帯近くまで渡るのだそうだ。昔の日本人はウズラの鳴き声で秋を感じたとか。

「ギョッギエエエエ」
というけたたましい鳴き声に、秋の風流など微塵も感じない私は、たぶん無粋な人間なのだろう。



『マンガでわかる!10才までに覚えたい言葉1000』  永岡書店  高濱正伸  監修


黄色い表紙の本編と、青い表紙の「レベルアップ編」、いずれも現在大将軍校にこっそり置いてあり、ちょうど対象年齢である4年生たちを中心に好評のようである。

難しい言葉、ことわざ、慣用句、四字熟語、故事成語、カタカナの言葉。これらのうち、小学校高学年ぐらいで知っているかどうか微妙な語彙が1000収められている。「10才までに」とあるが、中学受験標準レベルぐらいの語彙はあるだろう(注1)。

たとえば、黄色の表紙なら「あなどる」「クオリティー」「大器晩成」「ひときわ」など。
青の表紙なら「うとい」「一矢を報いる」「マイノリティー」「付和雷同」などといったぐあいである。

1ページに3つずつ、「意味」→「1コマまんが」→「例文」が載せてあり、すき間時間でもちょっとずつ眺められる。意味がすうっと入ってくる1コマまんがはとてもよくできていて、おすすめ。




さて、授業の時間だ。


学習コース小6国語で、鳥とか虫とか魚介類で、季語になっているものの話をした。


ウズラは秋というがキジは春である。正直ようわからん。

芝刈りに 砦(とりで)を出るや 雉(きじ)の聲(こえ)  蕪村


春の鳥と言えば鶯(ウグイス)。
わかる。

雲雀(ヒバリ)。
そう言われれば確かに春っぽいね。

雉。
春先の草がしっかり生え始めた土手や、田植えで水を張る前の田んぼの脇で見かけるから、そういうものなのだろう。


一方、鴫(シギ)、鴇(トキ)などは秋。鵲(カササギ)も秋である。

カササギは天の川に十字の星並び(白鳥座)。
どういうことかと言うと、ギリシャ神話では白鳥でも、古代中国の七夕伝説ではカササギである。

俳句はよく知らない(注2)ので、百人一首から有名なのを一つ出しておくことにしよう。


かささぎの 渡せる橋に おく霜の 白きをみれば 夜ぞふけにける  中納言家持


やっぱり家持って乙女やなあ(注3)、知らんけど。


では、今日はこのへんで。




注1: 全部読んだ感想だが、中学生でもこれらの言葉たちを使いこなせるのであれば相当上位だと思う。

注2:有名な俳人の詠んだ秋の句で、カササギを詠んでいるものがあるか探してみたけど、見当たらなかった。

注3:2020年1月の当ブログ(トップの本棚―新しき年の始の初春の)にて、『妄想とツッコミでよむ万葉集』(三宅香帆 だいわ文庫)を紹介させていただいた。その本では、「大伴家持は乙女」説が唱えられているが、なるほどそうやね、と思う。



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