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dai さんの日記

[2020-5] 
 
2020
5月 4
(月)
20:00
トップの本棚〜STAY HOME KEEP ON LEARNING
次の日記 カテゴリー  日常
本文
☆今日から遠隔授業が始まりましたが、いいレスポンスですね。各校の今日の授業掲示板が活発に動いていて、さすがトップ進学ゼミ生だ。


ところで私事だが、

基本家にずっといるのだからたくさん本を読めるだろう、と思っていたらとんでもない。
理由は次の通り。
1 リモートワークのやり過ぎ(うそ、動画を含めてSNSの見過ぎ)で目が疲れてしまって、紙の活字を追う気力がない。
2 そういや、家で本を読む習慣はあまりなかった。電車の中とか、喫茶店とか、公園とか(公園といっても歩いていけるような近所の公園で読書することはない)。
いずれにしても、不要不急の外出のさらに「ついで」だから自粛しているのだ。

逢坂の関を越えて伏見桃山あたりをぶらぶらしたい。飲み歩きたい。ついでに髪も切りに行きたい。毎年言っているが(そして行っていたが)春の天皇賞の日の京都競馬場は晴れていればピクニックにもってこいなのだ。


『こども六法』  山崎聡一郎  弘文堂

5月3日は憲法記念日。現日本国憲法は1947年5月3日より施行されている。公布は1946年11月3日である。形式上は、1889年2月11日に発布された大日本帝国憲法を改正した、ということになっている。
『こども六法』は、第1章から順に刑法、刑事訴訟法、少年法、民法、民事訴訟法、日本国憲法。最後の7章にいじめ防止対策推進法が加えられている。さすがに商法はなくて、代わりに少年法が入っている。

本書の目次を改めてみておこう。(「 」は目次の引用)
刑法…「「これをやったら犯罪」のリスト。安全な生活を守るためのルールだよ!」
刑事訴訟法…「犯罪の捜査と裁判のためのルール。罪を犯したと疑われる人の権利も守るよ!」
少年法…「子どもが犯罪行為をしたときのルール。社会で生きていけるように教育を与えるよ!」
民法…「みんなの「あたりまえ」を支えるルール。人と人の争いを解決する基準だよ!」
民事訴訟法…「民事裁判で争うためのルール。こじれたケンカを解決する最終手段だよ!」
日本国憲法…「すべての法律の生みの親。国のしくみと理想が書いてあるよ!」
そして、いじめ対策推進法…「大人にはいじめから子どもを救いいじめをなくす義務がある!」

小学校高学年くらいから中学生くらいを読者対象としているのだろう。うまいこと噛み砕いてあるなあ、と思う。中3生に公民を教えるとき、大いに参考になるだろう。

私が法学部に入ったのは四半世紀余り前。法律知識のアップデートは2005年くらいで止まっているから、「学びなおし」にはちょうど良かったかもしれない。出版されてすぐくらいに買い、去年の秋ごろから栗東校の本棚に鎮座している。


さて授業の時間だ。

ここ数日にやった「学びなおし」の結果報告をいくつか。皆さんにより良いものを提供すべく(というより単に面白いからだけど)時間を見つけて、私も日々勉強しているのだ。

1 今日は5月4日。
504=42×12=21×24である。
お気づきだろうか。

なんと、左から読んでも右から読んでも同じ値になる掛け算である!こういうのが成り立つ等式を「回文掛け算」とでも名付けよう!
これ、少し掘り下げたら中3でやる「式の計算」の応用問題に使えそう。
「2桁の整数において、回文掛け算が成り立つ条件を導け、あるいは条件を与えて式を使って証明せよ」とか、
「2桁の整数において、回文掛け算が成り立つ組は全部で何通りあるか」とか。
もう少し試行錯誤が必要だ。
(↑ネタバレ?いっこうに構わない。)
というか、試行錯誤を通じて理解を深めることが、「数学」っちゅう科目の勉強の仕方なのだ。

2 授業動画撮影に当たって、弊塾以外のいろいろな先生が公開している授業動画もたくさん見た。英語(今年度レギュラー持っていないけど)で、「現在完了」や「仮定法」の教え方についてふと考えていた。数学や理科と同じように、「原理原則に基づいて思考する」という指向である。
「仮定法」は高校課程なのでとりあえず置いといて、「現在完了」はこの記事を読む中3生にも役に立つかもしれない。ちょっとだけメモを残しておこう。

テキストは継続→経験→完了の順に教えている。近隣の中学校で用いているNEW HORIZONもそうなっている。おそらく、とっつきやすさからそうなっているのだろう。
私の素人考えだが、完了→経験→継続のほうが原理原則を身に着ける近道ではないか。「完了」の用法が一番「現在完了」の「原則形」を表していると思われるからである。
「現在完了」があくまで「現在」であり(だからこそ助動詞(have)を用いる)、過去ではないということ、言い換えれば話者の視点が現在にあるということは、「継続」よりも「完了」のほうがしっくりくる…

御託を並べていても終わらなさそうなので、「完了」用法のキモだけ以下にまとめておこう。

メモ

I finished my homework ( 過去の具体的な時を表す副詞(句)。たとえば yesterday とか three minutes ago とか ).

I have ( already(もう)とか just(ちょうど)とかの副詞 ) finished my homework .

要は前者が過去の事実を述べているのに対し、後者は現在の状態(「宿題終わっている」)を述べている。話者の意識として、前者は「宿題はいついつに終わりました」、と報告している感じなのに対し、後者は「よっしゃ宿題終わってる。あそびにいこうぜ!」って感じなのだ。

いつ終わったかは問題にならない。「3分前」でも過去形が使えるし(あくまで過去の事実であれば)、「昨日」終わってても「現在完了」が使える(「たったいま」じゃなくても現在にフォーカスしていればよい)。ただし現在完了の文にyesterdayなどの具体的な時を表す語句をつけてはいけない。あくまでも現在の状態にフォーカスが当たっているのである。
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