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dai さんの日記

[2020-4] 
 
2020
4月 21
(火)
21:00
トップの本棚〜逆オイルショック
本文
今朝のニュース
「原油先物相場で、1バレル=−(マイナス)13ドル。」
「1バレルにつき13ドルあげるから原油を引き取って」ということか。
昨日中3社会で戦後日本の経済史をテーマに話をしていたからなんというか、妙なタイミングだ。間違いなく十数年後の歴史、または現代社会の教科書に載りそうな出来事ではある。
5月には生産調整が再開しそうだから、異常事態はそう長続きしないかもしれないが。
ってことは次は円高か。アベノミクスの始まりで一時1ドル93円まで行ったが(2012年)、これから8月くらいにかけてこれを超える円高になるかもしれない。
下手したら、たしか震災の直後76円台まで行ったけどそれを超えるかもしれない。
こわっ。
(以上は個人の予測です。ご判断はくれぐれも自己責任で。)


『青ノ果テ 花巻農芸高校地学部の夏』  伊予原 新  新潮文庫


東京からやってきた転校生イケメン男子が、主人公男子と幼馴染女子との微妙な関係にさざ波を起こす。高校を舞台にしたそんなドラマが100頁くらい続く。なんだ、青春かよ。
冒頭4ページのプロローグがなければ、最後まで読まなかっただろう。結末の見えているさわやか恋愛小説なんてつまらなくて読む気が起こらないのだ。
物語後半、幼馴染女子が突然の失踪。北上川のほとり、カンパネルラが死んだ場所で会話を交わしたのを最後に、彼女は花巻の町から姿を消す(プロローグの時点で読者にはわかっていること)。男子二人は地学部の先輩(男)と三人で自転車に乗り、『銀河鉄道の夜』の舞台を巡る旅に出る。


さて、授業の時間。


dai担当中3社会では、戦後経済史の話。

戦後の円ドル相場の推移といくつかの好景気についてお話した。高度経済成長→オイルショック。日米貿易摩擦→バブル崩壊のあたりの流れが伝わっていればよい。
昭和40年代の初めごろ膳所→石山の電車賃が10円だったのが、私が生まれたころには100円になっていた。電車賃の話で比較すると、京都→西大路は去年の10月(消費税10パーセント)まで40年近くずっと120円だった。(膳所石山間は140円)

逆に円ドルは1ドル360円の固定相場が長かったから(1971年のニクソンショック以降急速に円高に振れた)、物価と円ドルの動静がねじれていた、と言えるかもしれない。

高度経済成長については、神武景気、岩戸景気、オリンピック景気の前半と、いざなみ景気、公害問題とオイルショックの後半に分けて整理。オイルショックの背景として第4次中東戦争とOPECについて簡単に言及。

バブル経済崩壊以降は時間が押していて、キーワードと円ドル相場を簡単にリンクするにとどめた(次回の確認テストでこの部分は出題しない)。

円ドルも物価変動も中3の後半(夏休み明けにやりたいな)でいずれ触れる。このようにして、知識を塗り重ねるように自分のものにしていってもらう。

今回実施した確認テストの一部も公開しておこう。
前回の授業は戦後日本の占領政策と国際社会への復帰についてであったが、日本国憲法と大日本帝国憲法の比較にも再度言及している。公民の授業で詳細を講じるにあたり伏線を張っている。

(以下引用)
「マッカーサーの原案を枢密院・帝国議会で審議、修正を繰り返し誕生したのが日本国憲法である。その3大原則は(9)の尊重、(10)、(11)である。
(9)は憲法第10条〜第40条にわたって規定されている。特に第11条では「国民はすべての(9)の享有を妨げられない」と明記する。
(10)は憲法前文と第1条にその位置づけが明記されている。
(11)は憲法に独立した一章を設け(第(12)条)、また前文で「再び戦争の惨禍がおこることのないやうにすることを決意し」と述べている。」
(引用終わり)

 同じ試験中で、冷戦について述べた部分については、かなり突っ込んだことまで抜き打ち的に聞いている。(授業ではさらっと言及している)
「ベトナムは戦後すぐ宗主国(24)から独立するも…」
「(26)危機は、当時のアメリカ大統領(27)とソ連のフルシチョフ書記長とのトップ会談で…」
(24)と(27)はさすがに書けた人は少なかった。(26)はよく書けていた。
ちょっと無茶振りだったかな…。
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