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dai さんの日記

[2020-1] 
 
2020
1月 25
(土)
22:30
トップの本棚―清少納言
本文
センター試験国語、新たな伝説が生まれることはなかった。

第1問(評論)は「レジリエンス」の概念に有用性について。ほとんどの高校生が知らなさそうな概念を持ってきて素の読解力を問うており、いい問題。
第2問(小説)原民喜の小説から、戦時中の話。K塾の現代文の小池先生(BKCで高1高2向けに新試験のガイダンスをやっておられた)がずいぶん推されていた作家さん。#表現で味わう文学〜原民喜「原爆小景」
第3問の古文は例年リア充が多いけど、今年もそうなのか?
第4問の漢詩の問3、漢詩の情景をイラストで選ばせる問題、好き。

数学の問題を見て毎年思う。センター試験は通り一遍の暗記では対応できない。かなりしっかりとした思考力がないと高得点は望めないのだ。よく練られて作られていて、マークシートで思考力は問えるのだというメッセージを感じる。もうちょっと時間をくれてもいいのにな、とは思う。(たとえば1Aを全部と解こうとするとあと5分ちょうだいってなった。って実際には別に5題とも解く必要はないのだけど。)


『たけくらべ』 樋口一葉  SDPBunko(注1) 


初めて『たけくらべ』を読んだのは確か中3のとき。国語の課題図書で何冊か挙がったうちの1冊だった(どんなチョイスやねん)ように記憶している。
金持ちのボンボンでちょっとグズな真如、友達の前では勝ち気でお転婆な少女美登利、相手を意識すれば意識するほど冷たい態度を取ってしまう思春期の淡い恋を描く。
明治時代の文体のせいか、当時の精神年齢が実年齢に追いついていなかったせいか、切ないラストシーンも、真如と美登利の恋の行方も結局理解できずじまいだった。

〜伯母さん此処の家に知恵の板はありませぬか(中略)、手が暇で困ると美登利の淋しがれば…〜(文庫p25)


さて授業の時間だ


上の「知恵の板」は現在栗東校に置いてあり、その名を「清少納言」という。シルエットパズルと言えばタングラムが有名だが、日本ではこの「知恵の板」。化政文化華やかなりし頃の江戸の町で流行したそうだ。清少納言が考案したとされている。
小学部の授業で道場が早く終わった時や、休み時間にときどきやることにしている。
タングラムとの違いは、2種類の台形にある。これらの使い方が清少納言のパズルとしてのおもしろさを演出している。


栗東校中2理科、曜日の並びの都合によりずいぶん久しぶり(注2)。大将軍と同じく3学期の1回目と言うことで空気中の水蒸気についての考察、すなわち「湿度」を扱う。
導入で当日の天気図を掲出して天気予報をするのだけれど、冬と言うより下手したら梅雨入り前の春の天気図だぞこれは。
栗東も全然雪が降らなくてつまらないねえ、今年はこのまま一度も積雪がないかもねえ、なんて話をしていた。


注1:巻頭にモデルさんの写真集が数ページついている文庫。10年位前に夏目漱石「こころ」など数冊出ていたように記憶している。表紙グラビアの綺麗なお嬢さんは雑誌「Seventeen」の専属モデルになる直前の岡本杏里。

注2:冬期講習の理科が12月末に最終回で、先週の月曜日は祝日、その前が冬季講習最終日。2月の中旬の木曜日が1回、月曜時間割になるので、生徒の皆さんは予定表や教室掲示を確認しておくように。


おしらせ

新年度のお問い合わせを何件かいただいております。ありがとうございます。間もなく説明会日程等お知らせできると思いますので、こちらのブログもぜひチェックなさってください。よろしくお願いいたします。
小学校6年生(新中学1年生)は、小学校で学習した比や割合、単位当たり量などを復習しておかれると、中学校の学習がスムーズになります。

1月25日加筆訂正
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