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dai さんの日記

[2019-11] 
 
2019
11月 23
(土)
17:52
トップの本棚―An indecisive answer
本文
昔の教え子にK君がいる。彼は膳所高校から東大理科二類に現役合格し薬学を学んでいる。当該年度で膳所から東大に現役合格したのは彼一人だけだった。高三に上がる際、膳所はもともと京大志向が強いし、彼もそうかなと思って京大薬学部どやさ、と水を向けたが、彼は東大を受けるときっぱり言った。

彼の場合は英語、国語で無双していた(東大は二次試験に古文・漢文が含まれる。京大は現代文だけ)一方、理科に少し不安があった(京大は物化生必須だと思っていた。実際それは医学部医学科だけなのだが)こと、思考回路がどちらかと言えば東大向き(テキパキやるタイプ)であったと思われるから、結果論ではなく適切な選択だった。

基本がしっかりしたうえでという前提だが、志望校をしぼって十分に対策をすれば、模試の偏差値など少々足りなくても十分足りるのだ。彼の場合はその対策を自分で考えられていたところが強いのである。実際、私は彼のたてた対策にあった問題集や参考書を見つくろうことと、たまの質問に対応したくらいである。



『珈琲店タレーランの事件簿6  コーヒーカップいっぱいの愛』 岡崎琢磨 宝島社文庫


いっぽう、煮え切らないのがこの物語の主人公たちである。このもどかしさが逆に魅力なのではあるが。とにかく初出からはや7年、ずるずる6巻まで来ちゃったか、というのが正直なところである。

舞台は京都。バリスタの美星が探偵役、常連客のアオヤマが助手役となり様々な事件を解き明かす。時に大立ち回りがあり、2人の微妙な距離感があり、物語が進んでゆく人の死なないミステリーである(私はこれが大好物)。

女性が探偵役、男性が助手役の人の死なないミステリー、6巻ぐらいまで全然煮え切らない話ってどこかで見たことあるぞ、とかいうツッコミはナシということで…(おっと誰かが来たようだ)。



さて授業の時間だ。


受験が差し迫った3年生、めいめいに受験しようと思っている高校などの入試過去問に取り組んでいる。今のうちに受験校のレベルを知っておくことは非常に意味がある。時間を計って緊張感を持って取り組むことが肝要だ。

ただし、解いても丸つけして終わり、ではさほどの効果は期待できない。模擬試験などでもそうだが、必ず解き直し=復習をしよう。満点を取らなければ合格しないものではない。どれくらいできれば合格者平均点くらい取れるのか、そのためには何が、どれくらいできていればよいのか、という感覚を持っておこう。

そのうえで解き直しをするべき問題をできるようにする。類題を解いて確実に出来るようにする。理科や社会では間違えた問題だけでなく、その答えとつながっている周りの知識と共に勉強する。こうやってできることをひとつひとつ増やしてゆくのだ。まさか1年のワークの最初から全部解きなおすわけにもゆくまい。

「冬講習が始まるまでの1か月弱の取り組みですごく差がつくよ」と何度も言った久しぶりの栗東校での実践講座であった。
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