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dai さんの日記

[2019-10] 
 
2019
10月 23
(水)
16:28
トップの本棚―The lion-or-egg situation
本文
大長編ドラえもん「のび太の魔界大冒険」で、のび太君と出木杉君の会話が小学4年とは思えないくらいかしこすぎる。ちょっと聞いてみよう。
出木杉「彼らはその大きな力が自分たちになにを与えようとしているのか、幸福か…災いか…、それを知りたいと思った。大きな力を味方につけたいと考えた。」(中略)
出木杉「だから科学も魔法も根は一つなんだよ。」
のび太「じゃ、どうして魔法だけすたれちゃったの?」
出木杉「魔法ってのは悪魔の力をかりる術だと思われたんだね。神にそむく学問ということになったんだ。(後略)」
(注1)

『ぼくのメジャースプーン』 辻村深月  講談社文庫  

小学4年の「ぼく」は異能を持っている。(←あかん…、文芸ストレイドッグスの影響が…)いわば、魔法である。
ぼくらを襲った事件はどうしようもなく酷いものだった。ぼくの幼馴染のふみちゃんは事件の第一発見者となりショックのあまり心を閉ざしてしまう。ぼくが犯人に対してできることとは?それはふみちゃんのため?それとも…

いつだか話題にした「トロッコ問題」のような、いわば倫理の問題がテーマになっている。しかも、トロッコ問題とは違ってフィクションとはいえ生々しい。
なお、残酷なシーンが物語の序盤で出てくるので、特に小学生で感受性の強い子にはおすすめできない。

物語の中盤、「ぼく」のカウンセリングをしている秋山先生が「ぼく」に語りかけるシーン。
秋山先生「ライオンが先か、卵が先か」
ぼく「それニワトリじゃ…」
その返し、小学4年にしては素早すぎる。


授業の時間だ。
中間テストが返ってきている。瀬田北中3は450点(5教科)を巡る攻防。問題の難易度からしたら学校の平均点も350点近くいくんじゃないだろうか。
栗東西2年は学校の平均点280点弱。400取れれば上出来だと思うが膳所狙うならそれでも430点くらいは欲しい。
1年の2学期はどこの中学校も大きく平均点が下がるのが通例だ。急に難しくなるからである。1学期が450点を楽々超えていても今回400点を割り込むことはざらにある。平均点も50点から80点くらい下がるのだ。そんな中で、小学校から、あるいは中1の最初から勉強の仕方を身につけている人はそう大きく下がらない。勉強の仕方、と言っても何か特別なものがあるわけではなく、ワークなどの課題を自分にごまかさずにやる、ということである。
逆に言えば中1くらいで、今成績が平均くらいの人でも、普段の授業で習ったことを身に付ける、ごまかさずにワークをやる、ということをやっていると学年が上がるにつれ相対的に成績が上がる、ということだ。


注1:GH校の皆さんは、本棚から池内了著『宇宙論と神』を手に取ってみて。膳所の特色で出してくれてもいいのになあ、と思う。(現にそこかしこの難関高校入試や、大学入試で池内了の文章はよく出題されている。
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