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以前、ある女子の生徒に聞かれたことがあります。


生徒：「先生って自分のこと好きなの？」

なかしゃん：「うん！好き！」←即答


笑っているアナタ、私のこと好きでしょ？ふふふ。



（どこまでもおめでたい思考回路）



生徒に自分のこと好きなんてこと言ったことないのに、そう思っていることが漏れ出している国語担当のなかしゃんです。
こんにちは。
ストレートに聞いてくるアナタのこと、私も結構好きだけどね。




いつ頃のことだったかなぁ、ことわざって昔の人の知恵が詰まっているって聞いたことがあって、じゃあ、なんか役に立つことわざを集めてみようと思って調べたことがあります。

でも・・・・。
見つからなかった。当たり前のことを言ってるだけじゃんって思った。
ことわざは人生の問題解決の道具になると思っていたけれど違うなと思った。

でもこの考え方自体が間違っているって気づくのには少し時間がかかった。

ことわざって表面的な意味だけ拾っても、それはただの知識でしかなくて、直接的には使えない。
昔の人が経験から得た知識は、本を読めば書いてあるっていう世の中。
情報はあふれかえっていて簡単に手に入る。


じゃあ、ことわざってどんなメリットがあって、どう扱ったら役に立つのか。
ことわざが大切なのはことわざの意味じゃなくて、解釈の方。

悩みの解決に唯一の正解なんてないから、自分が何をやったらいいかわからないし、自分が選んだかことが正しかったかどうか迷うこともある。
そういうときは目の前の物事の解釈で気持ちが大きく変わる。
頭を切り替えて前向きに考えたり、やる気や元気を出したりできる。

めちゃくちゃストレスがかかっていると、心が病気になる。それを回避するには、気持ちを変えないといけない。
「気持ちを変えろって言われても、そう簡単にできないよ」って思うかもしれない。
だから、そこで「解釈」なの。


落ち込んでいるときは「災い転じて福となす」と因果関係をとらえなおしてみたり、「待てば海路の日和あり」と待ちの気持ちになってみたり。


ことわざじゃなくても、好きな言葉を集めてみるのもおもしろいかもし。
手帳や連絡帳の最後に書き留めておくといい。
何気ない言葉が何かのヒントになることもあるから。


時に言葉は味方になってくれます。