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dai さんの日記

[2018-11] 
 
2018
11月 8
(木)
18:54
取手以北の常磐線が交流電化されているのはなぜか
本文
『旅屋おかえり』 原田マハ 集英社文庫


この夏、生まれて初めて茨城県に足を踏み入れた。日暮里(にっぽり)(注1)から常磐線に乗って水戸方面に向かったのだが、都心からそう遠くない取手止まりの電車が多い。また、取手以遠まで直通する電車は、ほかの都内の近郊電車とはずいぶん雰囲気が違うことに気付き、なぜわざわざ常磐線だけ違う種類の電車が走っているのだろうかと不思議に思っていた。

先日その理由をたまたまYouTubeで知って(注2)大いに納得した。答えは気象庁の地磁気観測所にあったのだ。こちらは文字通り地球の磁場の変化を観測する国の施設で、今から100年余り前に建設されたという。100年もの間同じ場所で定点観測したデータの蓄積は世界的にも貴重で、簡単には移転できないそうだ。直流電流はきまった方向に磁界を発生させ(中2の電流と磁界で習う「右ネジの法則」ってやつ)観測結果に影響を与えるので、観測所の半径30キロ以内で直流電化仕様の電車を走らせることができないのだという。

興味のある方は(話題が渋すぎて喰いつく方が果たしていらっしゃるのか、とは思うが)詳細は下の動画(YouTube)でどうぞ。(30分余りで正直人に勧めるには長いです。私にはとても興味深かった。)



何に感心したかって、そこを訪れたユーチューバーに対して、気象庁の職員さんが実にわかりやすくていねいに、施設の意義、電車が交流電化であれば大丈夫な理由などを話してくださったらしい(注3)ということ。

この「わかりやすくていねいに」具合に大いに刺激を受けたのだ。講師たる者、この「気象庁の職員さん」を目指さなければと。


あ、本のことをすっかり忘れてた。

主人公は三十路にさしかかった売れないタレント。唯一のレギュラー番組が打ち切りとなってしまい、そのあとに始めた旅屋とは…。

旅が繋ぐ家族の絆がテーマ。活字だから感動できるのであって映像化するとつまらなくなりそう(個人の感想です)な作品。


注1:浦和に宿泊、朝ちょっとでも遅くまで寝ていたいので上野まで出ないで日暮里乗り換えを選択。
注2:うちはテレビを見ないので。作業用BGM替わりに車窓の映像を延々と流していることがあるのだが、そのときたまたま見つけた。
注3:映像には中のようすや、職員さんの話しているところは一切映っておらず、Youtuberの人が施設の門のところで延々と説明しているだけ。でも1週間で5万以上の再生がされている。すごい!
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