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dai さんの日記

[2018-6] 
 
2018
6月 16
(土)
18:32
やまがわに(りつくさほんだな)
本文
『家族シアター』 辻村深月 講談社文庫

(本日現在貸出し中)

7つの短編からなる、家族をめぐる物語。

以前ここで来年の中学受験国語の出典に使われそうなのは原田マハ、という記事をどこかで見かけた話を書いたが、私が担当なら、イの一番に本書を候補に挙げるだろう。特に小6と小5の年子の姉妹の物語「1992年の秋空」がお気に入りである。

全編を通して、近しいが故に持ってしまいがちな微妙な負の感情がうまく描かれている。それでいて読後には温かい気持ちに包まれる結末が待っているのである(感涙必至)。


さて、5Z国語。しばらく物語を離れて言語事項に入っている。ことわざ、慣用句、四字熟語など表現の幅を拡げる言葉に触れてゆく。また品詞を学ぶことで日本語のつくりについても意識を向けてゆく。

きのうは形容詞、形容動詞の活用、それから動詞の五段活用(とそれ以外の活用)に触れた。「かろかっくいいけれ」「だろだっでにだななら」「ばびぶぶべべぼん」「こきくるくるくれこい」といった調子で面白がって、日本語の法則に何らかの気付きを持ってくれればそれでよい。

来週は日本語の機能的な分類(連体修飾と連用修飾の違い)に触れてみることにしよう。形容詞や形容動詞は第一義的には連体修飾だが活用語尾によっては連用修飾になる。また活用しない連体修飾語(連体詞)、活用しない連用修飾語(副詞)があるのでややこしい。狙いはこれらの文法用語を覚えることではなくて、英語でいうところの「形容詞」(=連体修飾語)、と「副詞」(=連用修飾語)の機能の違いに気付くことである。

英語を体系的に学ぶ、または学びなおす(小学校でも英語を習っている子は多いから)ときに、連体修飾と連用修飾の違いが理解できていると、楽になることと同時に、学びが深くなること請け合いである。


山川に 風のかけたる しがらみは 流れもあえぬ もみぢなりけり  
春道列樹

尤もこの歌が「ちはやと覚える…」で紹介されている場面は兄弟ではなく幼馴染なんだけれど(「もっとも」に「最も」と「尤も」があることを5Zは学習したので使ってみた)。
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