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dai さんの日記

 
2018
6月 9
(土)
17:44
いま来むと(3年待つこと)
本文
『羊と鋼の森』 宮下奈都 文春文庫

1人のピアノ調律師の成長物語。暖かな感情に包まれる読後感。ベストセラーになるのも宜(むべ)なるかな。
きのうから映画公開。山崎賢人が主人公の若い調律師外村を演じる。「少女漫画の王子様」役からの脱却との評に期待。

ところで、「ベストセラーは3年待てばいい」

そう教えてもらったのは中1の頃、昆虫と読書と阪神タイガースが大好きだった当時の数学の先生(自分の担任ではない)からだった。
今でもその教えは割合忠実に守っている。『羊と鋼の森』も、文庫版が出てすぐに買って読んだ。

ところで中1数学と言えば、その当時方程式を習っていて、「移項」が解らず難儀したことがある。多分学校を欠席したか何かで休んだぶんの宿題をしようとしたときに、至極単純な機械的操作が受け入れられず、大泣きしたことがあるのだ。反抗期の入り口で、「ルールだから意味を考えずに覚えなさい」に反発したのかもしれない。

あれは、両辺をイコール(等号)でつないでいるのだから、右辺からxの項を引けば、左辺からも同じだけxの項を引いているだけのことなのだ。そもそも当たり前の操作の結果に過ぎないものに、わざわざややこしい名前をつけ、混乱させようとしているに違いない(誰が?)。

さて、いざ教える側の立場に立ってみると、レベルの低い子ほど機械的な操作のみ教えて大量に練習させて次に行く方が効果的なようである。イコールをまたいだら符号が変わるというルールに、なぜ?という疑問をさしはさみ混乱させる必要はないのかもしれない。

でもそこ引っかかりを持ってほしいなあ。「等式」というものの本質的な意味につながっているからなあ。

せっかく時間とお金を使って塾に来てるのだから賢くなって帰ってほしい。そう思うから、「移項」の取り扱いにはちょっと慎重になっている今日この頃である(何年かぶりに中1数学を持っている)。


今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出つるかな
素性法師

上の歌は恋の歌だった。今回取り上げた本は関係なかった!
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