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dai さんの日記

 
2018
5月 24
(木)
18:03
めぐりあひて
本文
『気まぐれロボット』 星新一 著 R.マシュー 訳  講談社文庫


二月ほど前、滋賀県立石山高校1年生の4人が、スクールオブロック(注1)というFM番組の名物コーナー、「バトルクイズ スクールフォース」に出ていたことを、ふと思い出した。ちょうど仕事帰りの時間帯で、車の中でよく聞いている。
石山といえば石山寺。石山寺といえば紫式部。紫式部といえばMURASAKIである。

お前のマインドマップ(注2)はどないなっとんねん、というツッコミはさておこう。MURASAKI とは、大阪生まれ滋賀県育ち(ちなみに私は滋賀県生まれ大阪育ち)の世界的ロボットクリエイター高橋智隆氏の作品である。今から10年前の夏、源氏物語千年紀IN湖都大津において、石山寺にて展示していたロボットである。

高橋氏は、一般家庭で人とロボットが共存する世界をめざし、これまで様々なロボットを世に送り出している。乾電池で動くエボルタ君などが知られている。ちなみに20代の頃びわ湖バレイや奥伊吹で私達とスキーバカをやっていたことはあまり知られていない。


ところで、5Z国語の物語文中にブリキとトタンが出てきた。ブリキは錫と鉄の合金で缶詰の内側などに用いられ、トタンは亜鉛と鉄の合金で倉庫の屋根などに用いられる。

そんな通りいっぺんの説明をする前に子供らに知ってる?と投げてみたところ一人の男の子から「ブリキの迷宮(ラビリンス)なら知ってる」と返ってきた。「めいきゅう」と言ったのでどういうこと?と掘り返すと「めいきゅう、ラビリンス」と言い換えてきた。小5で迷宮=ラビリンスとつながっているのは大したものだ。その子も凄いがドラえもんの影響力も凄い。

「ブリキのラビリンス」を見たことある人、と問うと3分の1くらいの子が手を挙げた。彼ら彼女らが生まれるずっとずっと前(何時だっけと調べてみると1992年月刊コロコロコミックが初出、翌年映画化)の作品にもかかわらずだ。

ドラえもんは、まさしく一般家庭の中でロボットが共存する話であり、どちらかと言えば人とロボットの共存を夢として肯定的にとらえていることが多い。しかし、「ブリキのラビリンス」は科学技術の発達が人に及ぼす負の影響に焦点を当てた作品であったように思う。(うろおぼえ)

毎回の漢字テストを除けば、正味週1回45分ほどの持ち時間の中でそんな話ばっかりしてるから、テキストが前に進まない…。どれだけ子供らが頭を使って考えたか、既知の知識と未知の知識をつなげられたか、が重要だと思うので、ま、いっか。

ロボットと人間との共存という大きなテーマは、折に触れて授業で取り上げたいテーマである。


表題の本は、ご存じ星新一のショートショートの代表作である。私達の頃は、中学受験とかするような子なら小学校高学年で必ず通る道、という認識があるがいまどきの子供らはどうなのだろう。



めぐりあひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな    紫式部


注1:平日夜10:00〜12:00 滋賀ではe-radioで放送中。バトルクイズのコーナーは11:00頃。
注2:記憶を芋づる式に引き出す学習方法。私は(あらぬ方向に行ったり、漏れが生じるので)採用しないが、社会、理科なんかの勉強に効果的かも。
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