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TOP  >  TOPブログ  >  dai  >  つれづれ  >  トップの本棚―君の知らない物語(注1)

dai さんの日記

 
2026
10月 21
(水)
00:25
トップの本棚―君の知らない物語(注1)
本文



ある日の中3理科の授業、今ちょうど太陽と重なっている乙女座のα星、スピカ(注2)の話から始めた。ついですぐ横にいる金星(10月24日ごろ「内合」(注3)となる見込み)、日没頃天頂を見ると観測できること座のα星、ベガ。つまり10月上旬は夏の大三角が日没後すぐ天頂付近に観測できるのだ。

そこで発問。「では7月10日頃ベガが南中するのは何時頃?」

「乙女座のスピカが真夜中に南中するのは何月頃?」

こういった練習問題を授業中いくつかやってもらった。天体の日周運動と年周運動の複合問題である。その上で、乙女座が春の夜中に南中するのに星占いでは乙女座生まれは秋生まれであることを例に挙げ、いわゆる「黄道12星座」についてお話しした。

♪やっと見つけた織姫様
 だけどどこだろう彦星様
 これじゃひとりぼっち


『羅生門・鼻・芋粥』  芥川龍之介  角川文庫


「文スト」(注4)表紙の角川文庫版である。もちろん表紙は「僕(やつがれ)」芥川である。

芥川が文壇に出るきっかけとなり、また高校国語教科書の定番である「羅生門」や、夏目漱石が絶賛した「鼻」もよいが、当時の東京を舞台にしたいくつかの短編、たとえば「父」や「大川の水」が印象に残った。

「大川の水の色、大川の水のひびきは、わが愛する「東京」の色であり、声でなければならない。」

東京なんて生涯で延べ1週間と滞在したことないのだが、そして前世大正時代の東京で生涯を終えたわけでもないのだが、不思議な懐かしさを覚えた。

当時の隅田川の土手からはよく星が、何なら天の川とか見えたんだろうな、知らんけど。


♪言わなかった 言えなかった
 二度と戻れない
 あの夏の日 きらめく星
 今でも思い出せるよ


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは今日は、このへんで。






注1:君の知らない物語/Supercell(2011) 「平成生まれで知らない人はいないくらい有名な曲でかつカラオケでよく歌われる曲」らしい。

注2:ボカロ曲が好きな人ならロクデナシの「スピカ」は好きなんじゃないかなとか、近本選手(阪神タイガース)の第2、第3打席の登場曲に使われているとか、ついでにそんな話もはさんでいるわけで…
なお、この授業をしていた時はこの後よもや阪神が日本シリーズに進めないなどと想像だにしなかった。

注3:太陽、金星、地球がこの順で一直線に並ぶこと。これを過ぎると、ほどなく「明けの明星」が見られるということは授業でお話ししている通り

注4:文豪ストレイドッグス(「ヤングエース」2013年1月号~2026年4月号に連載)。文豪たちの異世界異能バトルなのだが、なぜだか女子生徒の一部で人気が高い。
角川つばさ文庫に小説版もあるぞ。
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