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dai さんの日記

 
2026
8月 28
(金)
16:10
トップの本棚―マジック・メイド
本文


♪夜に煌(きら)めいた 星の帳(とばり)


5Zの算数で「複雑な図形の面積」をやっていた時、一人の生徒が

「随分いびつな図形だ」

との感想を漏らしたので、「いびつ」という語彙が自然に出てきたことに感心し

つい、「いびつ」ってどんな字を書くか知ってる?

と水を向けてしまった。

すると、「知らないけど(当てたいから)すぐに答えは言わないで」なんて返ってきたから、

「漢字一文字」
「義務教育でたぶん習わない字だけれど、じつは知っている漢字を二つ組み合わせた文字」

などとヒントを出した。

生徒から「部首は何?」という至極まっとうな質問が飛んできたものの、非常に返答に困った(予めデザインした発問ではなく、アドリブなので事前に準備していない)ので、その場で「ちょっと調べてみようか」と目の前で辞書(デジタル)を引いてみせた。

時代である。


歪(いびつ)

部首はいったい何でしょう?(注1)


『新しい花が咲く ぼんぼん彩句』  宮部みゆき  新潮文庫


夏の終わりには、なぜだか不穏(カタストロフ)な物語を手に取ってしまう。
宇佐見りん『推し、燃ゆ』も、武田綾乃『嘘つきなふたり』も初めて読んだのはこの時期だった。

さて、このたび宮部みゆきの短編集を手に取った。俳句と小説のコラボレーション。歌と小説をミックスさせたYOASOBIのようなものを想像していたが、全然違った。いや、よくよく考えてみると、似ているかもしれない。『夜に駆ける』って結構不穏な物語やん。

実際のところ、短編集で、不穏な結末を感じさせるものもあれば、ハッピーエンドを予感させるものもあって、楽しかった。


ところで、この夏の映画と言えば「ちいかわ」だが、セイレーンがカタストロフなのかどうかは、物語の根幹にかかわること(ネタバレ)なので、ここでは論じない。


さて、授業の時間だ。

♪夜の随(まにま)に踊るメイド ささやかな晴れ舞台


小4の夏期講習で、「音読みと訓読み、熟字訓」が当番に回ってきた。

さらっとすまして読解をやることも考えたが、熟字訓に生徒たちが乗り気だったのでレベルを上げて色々聞いてみることにした。

小学校レベル、中学受験レベルから、高校受験レベル、漢検準1級レベルまで。

「七夕」、「昨日」、「果物」など学年相応から始めて、

「白髪」、「雪崩」、「土産」、「浴衣」…

「素人」、「玄人」、「草履」、「足袋」…

「紫陽花」、「秋桜」、「無花果」、「桜桃」、「心太」(だんだん食べるものに寄せていく)まで。

40個か50個くらいはやっただろうか。

小4なので、「為替」、「山車」、「祝詞」あたりは意図的に割愛した。

予定の時間を超過してまで楽しそうにやっていたので、よかった。
(宿題の時間が短くなったのだが、もとより夏休みの宿題など疾うに終わっているので問題ない)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは今日は、このへんで。






注1:ガチ中学受験勢の国語の先生方からしたら常識なのかもしれないが、「正」の字の部首は「止」であり、したがって「歪」の字も部首は「止」である。なかなか新鮮な発見だ。




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