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dai さんの日記

 
2026
5月 8
(金)
16:46
トップの本棚―逆光
前の日記 カテゴリー  つれづれ
本文



球場「♪もう眠くはないや ないやないや(逆光/Ado)」
黄色い応援団「♪ゆーめつかーめー 豪快ーなパワーァー…」 
森下「カキーン」
巨人ファンぺり「まーたー貴様か もりしたしょうたー!!」(注1)

今シーズンもこのコンボを何度でも見たい。


『18歳までに知っておきたい言葉1750』  
村上翔平 FiveSchools  Gakken 



普段の生活の中で語彙というものはある程度は自然と増えていくものである。大人でもそうなのだから、況(いわ)んや子供はをや。

ただ、我々が子供のころと違ってゴールデンタイムの時代劇や、アニメの主人公もそれなりに難しい言葉遣いをしていて、それで些か重厚な語句も自然と身に付けていったような気もするのだが、TikTokやYouTube全盛、しかも無限に流れてくるショート動画を眺める現代っ子たちにとって、そういう機会は減っていっているかもしれない。

そういった「少し古くて重みのある日本語」を、SNSで募ったアンケートを基にまとめたのが本書である。中高生と大人に分けて正答率のデータが付してあるので、とても貴重な資料でもある。

このアンケート、「国語基礎語彙テスト」には、うちの国語つよつよ高校生(注2)たちにも何度か参加してもらったことがある。50問中、概ね30問前後しか正解できなかった。なかなか手強い問題集であった。


大人は比較的よく知っているが、中高生はほぼ知らない(4択で10%台というのは、間違えやすい選択肢が他にあったか、そうでなければでたらめな結果である)タイプの語句として、次のようなものが挙げられよう。

「昵懇(じっこん)の仲」
「易学」
「おべんちゃら」
「食傷」
「玉虫色」
「坩堝(るつぼ)」
「うわばみ」
「門外漢」←中高生が知らないのが意外だ!



前記事でとりあげた「こもごも」も中高生は知らないらしい(24%)

いっぽう中高生も大人も正答率があまり変わらないものもある。

「いみじくも」
「惻隠の情」
「観照する」
「生硬(せいこう)な」
「韜晦(とうかい)」
「剣突」
「因業な」
「闊達(かったつ)な」←大人も意外と間違えている?

それぞれの語彙に付されている例文がいちいち面白い。
ぜひ手にとって眺めてみてほしい。


自分が知らない語句というのも、たまに出てくるのがまた面白い。

本文での見出し語は「あえかな」(中高生34%、大人45%が正答)、古語だったら「あえかなり」か。

源氏物語などなら用例があるが、恥ずかしながら使ったことがないどころか、現代文で見たこともなかった。
正答率の意外な高さに調べてみると、与謝野晶子『乱れ髪』や、夏目漱石『吾輩は猫である』の作中に用例があるらしい。


まだまだ世の中には知らんことがいっぱいあるもんだ。

人生どこまでも勉強や。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは今日は、このへんで。






注1:NPB巨人の試合を自宅で観戦している模様を流している(推定)20代女子のYouTuber。森下翔太(阪神)が昨シーズンあまりにも巨人戦ばかりホームランを打ちまくるので生まれた名言である。このチャンネルを「森下翔太応援チャンネル」と認識している阪神ファンは多い(私もその一人である)。

注2:中3のとき彼女らは、弊塾の「実践講座」の国語のテストで偏差値80越えをたたき出したことがある。
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