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dai さんの日記
2025
10月
24
(金)
21:57
本文
対義語は、「対岸の火事」でどうでしょう。
さて、国語(文法)の問題です。
「さほど古くない店だ。」
①「ない」の用法。 形容詞?形容詞の一部?打消しの助動詞?
②「だ」の用法? 形容動詞の活用語尾?断定の助動詞「だ」?副詞の一部?
①は形容詞(補助形容詞ないし形式形容詞)と教科書に書いてあるのだが、ある塾の先生が自信満々で「助動詞」と答えていた。ほうぼうからツッコまれると「最終的にチャットGPTに聞いたら助動詞と言ってた」と返答して騒ぎになっていた。
なんでチャットGPTやねん。なんで教科書などで確かめへんねん、と。
波紋は広がって、また別の先生が次の問題をぶっこんで来た。
「わたしはやってない、潔白だ。」
①「ない」の用法?
②「だ」の用法?
世代のはずなんだけど、なぜか脳内で音楽は再生されない(注1)。
(保護者の皆さんは、「ホテルニューアワジ」ばりに、脳内に音楽が流れたりしますか?)
その当時ほぼテレビを見ていなかったからかな?
『探偵ガリレオ』 東野圭吾 文春文庫
『ノルウェイの森』 村上春樹 講談社文庫
ソース不明の作家生涯印税ランキングを見かけた。第1位が村上春樹で第2位が東野圭吾だという。
1位の村上春樹の代表作「ノルウェイの森」(1987)はたいていの高校の図書館にも置いてあるし、30年くらい前の京大の英作文の問題にも出題されていたが、純文学の皮をかぶった官〇小せ…(おっと誰かが来たようだ)であり、中学生には刺激が強すぎるだろう、ということで「本棚」には置かないことにしている。
2位の東野圭吾作品について、先日、『東野圭吾公式ガイド 作家生活40周年ver.』が出版されたが、その中で「東野圭吾104冊1億部全国民投票」のランキングで、1位は「ガリレオ」シリーズの一冊、『容疑者Xの献身』であった。
「ガリレオ」シリーズは1998年初出の表題作『探偵ガリレオ』から最新の『透明な螺旋』まで10作品、天才物理学者、湯川学と捜査一課の刑事、草薙俊平のコンビが数々の難事件を解決してゆくミステリの傑作である。
「本棚」には常時、シリーズのうち3,4作を並べてある。短編はすぐ読めるが長編は一晩かかるから、秋の夜長、かつ余裕のあるときにどうぞ。
(ただし、『容疑者Xの献身』も中学生には刺激が強すぎるかもしれない)
それでは、授業の時間だ。
先日のMLB、ナ・リーグ優勝決定戦で、大谷翔平選手は先発して7回途中まで投げ、売っては打席連続ホームランを放つなど、八面六臂の活躍を見せた。
その2本目のホームラン、外野席の屋根に届く特大のものだった。日本で中継をしていたアナウンサーは、
「開いた口が塞がらない」とか、「頭を抱える」とかの表現をしたという(伝聞)。
ホームランのすごさを描写する日本語の表現としては、字面だけ見ていると間違っているような。でもあとから現地中継をVTRで見たところ納得した。
チームメーイトは驚きの余り頭を抱え、口をポカーンと開けたまま大谷のベースランニングを見つめていたのだ。
現地実況のアナウンサーは大谷が三塁ベースを回ったところでこう言っていた。
“Otani drops jaws everywhere!”
英語の慣用句“jaw-dropping”は、大変驚いたという意味の形容詞で用いられるという。日本語の「開いた口が塞がらない」に見られるネガティブな含意はない。
でもこの場合は日本語実況のアナウンサーさんはドジャースのベンチの様子を見たまま表現したに過ぎないのだろう。まさしくベンチ全員が、文字通り頭を抱え口あんぐりさせていた。
英語の慣用句を色々調べてみると、犬と猫が空から降ってきたり、ピクルスの汁に漬かったり、天国と地上を動かしてみたり(注2)、いろいろ面白い。
それでは今日は、このへんで。
注1:ひどいテロ事件を起こす前のオウム真理教は、当時ワイドショーの格好のネタになったり、選挙に出たりと、世間を騒がしていた。
「尊氏マーチ」などは当時の小学生たちがふざけて歌っていたし、何なら今の中学生でも知っていたりするけど、この「わ~た~し~は~やってない~」で始まる「エンマの数え歌」は、全然記憶にないんだよなあ。
注2:順に“It’s raining cats and dogs”(土砂降りの雨)、”be in a pickle”(困った状況下にある)、”move heaven and earth”(全力を尽くす)。
さて、国語(文法)の問題です。
「さほど古くない店だ。」
①「ない」の用法。 形容詞?形容詞の一部?打消しの助動詞?
②「だ」の用法? 形容動詞の活用語尾?断定の助動詞「だ」?副詞の一部?
①は形容詞(補助形容詞ないし形式形容詞)と教科書に書いてあるのだが、ある塾の先生が自信満々で「助動詞」と答えていた。ほうぼうからツッコまれると「最終的にチャットGPTに聞いたら助動詞と言ってた」と返答して騒ぎになっていた。
なんでチャットGPTやねん。なんで教科書などで確かめへんねん、と。
波紋は広がって、また別の先生が次の問題をぶっこんで来た。
「わたしはやってない、潔白だ。」
①「ない」の用法?
②「だ」の用法?
世代のはずなんだけど、なぜか脳内で音楽は再生されない(注1)。
(保護者の皆さんは、「ホテルニューアワジ」ばりに、脳内に音楽が流れたりしますか?)
その当時ほぼテレビを見ていなかったからかな?
『探偵ガリレオ』 東野圭吾 文春文庫
『ノルウェイの森』 村上春樹 講談社文庫
ソース不明の作家生涯印税ランキングを見かけた。第1位が村上春樹で第2位が東野圭吾だという。
1位の村上春樹の代表作「ノルウェイの森」(1987)はたいていの高校の図書館にも置いてあるし、30年くらい前の京大の英作文の問題にも出題されていたが、純文学の皮をかぶった官〇小せ…(おっと誰かが来たようだ)であり、中学生には刺激が強すぎるだろう、ということで「本棚」には置かないことにしている。
2位の東野圭吾作品について、先日、『東野圭吾公式ガイド 作家生活40周年ver.』が出版されたが、その中で「東野圭吾104冊1億部全国民投票」のランキングで、1位は「ガリレオ」シリーズの一冊、『容疑者Xの献身』であった。
「ガリレオ」シリーズは1998年初出の表題作『探偵ガリレオ』から最新の『透明な螺旋』まで10作品、天才物理学者、湯川学と捜査一課の刑事、草薙俊平のコンビが数々の難事件を解決してゆくミステリの傑作である。
「本棚」には常時、シリーズのうち3,4作を並べてある。短編はすぐ読めるが長編は一晩かかるから、秋の夜長、かつ余裕のあるときにどうぞ。
(ただし、『容疑者Xの献身』も中学生には刺激が強すぎるかもしれない)
それでは、授業の時間だ。
先日のMLB、ナ・リーグ優勝決定戦で、大谷翔平選手は先発して7回途中まで投げ、売っては打席連続ホームランを放つなど、八面六臂の活躍を見せた。
その2本目のホームラン、外野席の屋根に届く特大のものだった。日本で中継をしていたアナウンサーは、
「開いた口が塞がらない」とか、「頭を抱える」とかの表現をしたという(伝聞)。
ホームランのすごさを描写する日本語の表現としては、字面だけ見ていると間違っているような。でもあとから現地中継をVTRで見たところ納得した。
チームメーイトは驚きの余り頭を抱え、口をポカーンと開けたまま大谷のベースランニングを見つめていたのだ。
現地実況のアナウンサーは大谷が三塁ベースを回ったところでこう言っていた。
“Otani drops jaws everywhere!”
英語の慣用句“jaw-dropping”は、大変驚いたという意味の形容詞で用いられるという。日本語の「開いた口が塞がらない」に見られるネガティブな含意はない。
でもこの場合は日本語実況のアナウンサーさんはドジャースのベンチの様子を見たまま表現したに過ぎないのだろう。まさしくベンチ全員が、文字通り頭を抱え口あんぐりさせていた。
英語の慣用句を色々調べてみると、犬と猫が空から降ってきたり、ピクルスの汁に漬かったり、天国と地上を動かしてみたり(注2)、いろいろ面白い。
それでは今日は、このへんで。
注1:ひどいテロ事件を起こす前のオウム真理教は、当時ワイドショーの格好のネタになったり、選挙に出たりと、世間を騒がしていた。
「尊氏マーチ」などは当時の小学生たちがふざけて歌っていたし、何なら今の中学生でも知っていたりするけど、この「わ~た~し~は~やってない~」で始まる「エンマの数え歌」は、全然記憶にないんだよなあ。
注2:順に“It’s raining cats and dogs”(土砂降りの雨)、”be in a pickle”(困った状況下にある)、”move heaven and earth”(全力を尽くす)。
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