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TOP  >  TOPブログ  >  dai  >  つれづれ  >  トップの本棚―重力の正体は時空のゆがみ

dai さんの日記

 
2025
9月 19
(金)
21:59
トップの本棚―重力の正体は時空のゆがみ
本文



そういや9.11から早くも干支が二廻り。そこから干支一廻りさかのぼると冷戦終結(マルタ会談)。もうひと廻りでボイジャー1号の打ち上げ。そのまたひと廻り前は人類初の宇宙遊泳、日本は第1次佐藤内閣で、名神高速道路が開通。

何より驚きなのが、終戦からファミコン発売までが38年、そこから今年までが42年であること。そんなふうに自分の半生とその前をふりかえると、まるで時空が歪んでいるように感じられる。

9.11は、その数年前に一緒にお昼を食べていた元クラスメイトが現場に居合わせたから、ついこの間のことのように覚えている。大学卒業後某S銀行に就職し、当時世界貿易センタービル北ビルの高層階に入居していたニューヨーク支店に配属されていたのだ。

一方その12年前の冷戦終結はリアルタイムで見ていたはずなのに、歴史の教科書でしか知らない歴史的事実だったりする。

さて、今から12年後、今の中学3年生は順調に行って社会人5年目とかだろうか。いったいどんな世の中になっているだろう。


『14歳からの宇宙物理学』  武田紘樹  KADOKAWA


「宇宙」の「宇」とは空間のことであり、「宙」とは時間のことである。すなわち宇宙を言い換えると時空である。そして時空を記述するのが物理学。

そうであれば、物理現象を記述する数式こそが宇宙を記述し、宇宙の過去、未来を予測する道具となるのである。

重力とか相対性理論とか出てくるあたりからちょっと並みの中学3年生の手に余るかもしれないが、なんとなくわかる、よくわからない、を頭の中に寝かせておくのが学問のコツである。

気軽に手に取って眺めてもらえれば、と思う。

そうして興味が湧いたなら、ようこそ宇宙の沼へ。


それでは授業の時間だ。


中3理科は天体の単元である。中学校の教科書の順番ではなく、いきなり太陽と星の日周運動から講じる。

日周運動とは、天体の1日の見かけの動きのことであり、すべての天体は東から西へ1時間に15度ずつ移動する。地球が1日24時間につき1回転のペースで自転しているからである。

春分と秋分の太陽の南中高度や、北極星の高度についてもよく理解しておこう。

高穂中学校の校門の前を北緯35度ぴったりの線が通っている。この線を延長するとJR大津駅のホームの上を通っている。すると北極星の高度はピッタリ真北35度であるし、秋分の日の太陽の南中高度は90度-35度で55度となる。

図を自分で書いて、この理屈をよく理解しておこう。


次の時間は年周運動について。天体、とりわけ季節の星座の1年の移り変わりを理解するのが目標である。

地球は太陽の周りを1年かけて公転しているので、太陽の反対側、すなわち真夜中に南中する星座は日々変化してゆく。

公転面の太陽の延長上に存在する星座を黄道十二星座といい星占いの星座になっているが、例えばさそり座は晩秋には見られないことに注意しよう。

12月ごろのさそり座は、ちょうど太陽の向こう側にあるからである。



それでは今日は、このへんで。







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