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dai さんの日記

 
2025
5月 6
(火)
18:43
トップの本棚―変わった部活
前の日記 カテゴリー  つれづれ
本文



高校の変な、否変わった部活を舞台にした小説といえば、『氷菓』をはじめとした「古典部」シリーズだ。こちらは外から南京鍵がかかっていたはずの地学準備室にいた生徒、彼女はどうやって地学準備室に入ったのか、で始まる人の死なない学園ミステリである。

一方、変わった膳所高生、成瀬あかりの活躍を描く『成瀬は天下を取りに行く』の作者、宮島未奈がこの春出した新作(奥付初版2025年4月21日)がこちらである。


『それいけ!平安部』  宮島未奈 小学館


成瀬が在籍していたのは京都まで10分余250円で行ける最寄駅膳所の膳所高校だったが、平安部の面々が通っているのは京都まで青春18きっぷで3時間半かかる街にある県立高校である。
この高校に入学した牧原栞は、同じクラスになった平尾安以加に
「平安時代に興味ない?」って声を掛けられるところから始まる。
この高校で部活動として予算が認められるには5人以上の部員が必要で、二人は「平安部」設立に向けて奔走する。


仲間探しから始まる物語って、なんだかワクワクしませんか?

なお、高校を舞台に仲間探しから始まる小説としては、本棚には
廃部寸前の吹奏楽部を立て直すため部員を集める『退出ゲーム』(初野晴 角川文庫)、「ハルチカ」シリーズとして橋本環奈主演で映画にもなったね。
あとはアイドルになりたい主人公が地元の東西南北を冠した高校に通う4人ユニットを作るべく仲間を集める『トラペジウム』(高山一実 角川文庫)
を置いている。


集まった5人の部員の個性がぶつかって、平安部の魅力的な活動がはじまる。初めての文化祭で、彼らは「平安パーク」という展示、発表をするべく準備を始めるのだが…



それでは、授業の時間だ。


中1数学の確認テストに、次のような問題を出した。

1001/910を既約分数にしなさい。

1001と910の公約数を探せ、という出題意図である。いきなり最大公約数が見つけられなくとも、それはそれで構わない。

素因数分解を学習しているので、わかりやすい910を素因数分解してみよう。
10の倍数はすぐわかる。そして91は明らか3の倍数でない。じゃあ7でどうだ、と手を動かしてくれればそれでよかった。そのあと1001を7で割るのみならず、13でも割ることができるかどうか。

1001と910の公約数は、1001-910の公約数でもある(ここでは必要ないが1001+910の公約数でもある)。
1001-910=91
あっ、わかった。となればなおよい。

将来ユークリッドの互除法に触れるとき、スムーズに腑に落ちることであろう。


4月入ってすぐの中1の確認テストには、たとえば次のような問題を出している。


45秒で75m歩く人の速さは、時速何㎞か。

6000円を兄と弟で7:5に分けるとき、弟の取り分は何円か。

ある仕事をするとき、Aさん一人では18日かかり、Bさん一人では12日かかるとき、AさんとBさんが二人で同じ仕事をすると、何日かかるか。

ある商品が定価の20%引きの2400円で売っている。この商品の定価は何円か。



一見違うこれらの問題が同じに見えるように、数学の感覚を育ててゆきたい。


それでは今日は、このへんで。









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