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TOP  >  TOPブログ  >  dai  >  つれづれ  >  トップの本棚―「大丈夫、優しくするから」(注1)

dai さんの日記

 
2025
1月 26
(日)
12:39
トップの本棚―「大丈夫、優しくするから」(注1)
前の日記 カテゴリー  つれづれ
本文



太郎、太郎、太郎…
2021年の共通テストで、100メートル10秒33で走っていた、高校で陸上部の短距離で活躍していた太郎…

お前、何やってんだよ。

去年、いつの間にか長距離に転向していたと思ったら、今年はリア充かよ。

何公園で彼女の花子とイチャイチャしているんだ?


ままええわ。

せやけど、デート中に2次関数を用いて噴水の高さを計算しようとか、どんなけ仲いいんだよ?



『花は咲く、修羅の如く』 原作:武田綾乃 作画:むっしゅ  集英社


島で唯一の中学生、花奈は朗読が大好きで、島の子供たちに読み聞かせをしていた。高校生になった花奈は、フェリーで本土の高校に通うようになり、先輩の熱心な勧めもあって、放送部に入部する。高校の放送部はNコンという全国大会があって、彼女らもそれを目指すことになるのだが…

ホワイト綾乃さんの、キラキラ高校部活シリーズ。「響け、ユーフォニアム」とか「君と漕ぐ」が好きならすっと入ると思う。

壁にぶつかる努力家、遅れてきた天才、そして成長を見守るしごでき指導者、周囲とぶつかったり、仲良くなったりしながら全国を目指す。友情、努力、勝利、ジャンプの王道を行く成長物語である。

なお、アニメ化されKBS京都で絶賛放映中とのことである。(木曜深夜23:30~らしい、見たことはないけど)


では、授業の時間だ。


新課程になった大学入試共通テスト、ずいぶん丸くなった。数学はこれでも太郎と花子の無駄話がずいぶん減ったし、英語Rは昨年より700語ほど少なくなり、斜め読み情報検索ゲー要素が減って、言い換えを中心とした読解力を測る方向性にシフトした印象がある。
こういうのでいいんだよ、こういうので。

とりわけ物語文(第6問)はずいぶんよくなった(というか去年のコーヒーショップ云々の話はひどかった―個人の感想です)。
「ご存じ僕がスーパーヒーローのブルーバードさ(意訳)」で始まる出来損ない小説(失礼)は、時系列を乱していることに一応意味があるし、最後の1段落につながっている。
まあ、時間に追われている受験生からしたら、「わしゃ、いったい何を読まされてんねん?」てなるだろうけど。
第8問の「宇宙開発なんかしたら宇宙人に狙われる」電波ネキも面白い。

英語Rの忙しさという点でいえば、高校入試の神奈川県や都立(独自問題作成高)のほうが忙しいまである。あっちは正味40分で約3000語やからな。


これくらいのスピードで一発即解できるようになろうと思ったら、文法的に正しい読みをまずは意識して練習し、最終的には無意識レベルでできることが必要である。

はじめは主語、述語(SV)、述語動詞が要求するうしろ(M(A)かCかOか、はたまたOOなのかOCなのか)を予測しつつ左から右へ読んでゆく。連体修飾の後置性にも意識が向いていて、取り違えてもすぐ修正できればよい。
地道な練習を自覚的に繰り返して、とにかくまずは読めるように、そして聞けるように。

スポーツでも音楽でも朗読でも、あらゆることがそうだと思うが、上達するポイントは、できるようになりたいことを意識して、練習する点にあるのだ。


高校部の英数はもちろん、中学生についてもそうだが、このようなことを自覚して自分で練習できるようになることが、私の塾での指導の主眼となっている。


というわけで、少しでも興味を持たれた方はどうぞ新年度の説明会にいらしてください。ご都合のつかない方の個別相談は、応相談です。


それでは今日は、このへんで。




注1「花は咲く、修羅のごとく」2巻 2年生良子から1年生花奈へのセリフ より


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