@
なかしゃん さんの日記
2023
8月
4
(金)
10:18
本文
先日、空き時間にネットで将棋のタイトル戦の表を見ていると、小学生の生徒が寄ってきた。
私は小学生のクラスを担当していないので、何かな?と思っているとその子は話しかけてきた。
小学生:「将棋だぁ」
なかしゃん:「うん。将棋知っているの?」
小学生:「(*・ω・)(*-ω-)コクリ」
なかしゃん:「将棋させるの?」
小学生:「少し」
それがきっかけで将棋の話をしていた。
私も小学生のころ将棋さしていたんだよね。
最近、将棋界が注目されているのでこういう話ができるのって楽しい。
小学生とほとんど接点がないので、趣味が合うと話すきっかけになっていいよね。
ネー(´・ω・)(・ω・`)ネー
(会話内容としては盛り上がってなくても気持ちは盛り上がっている)
将棋で負けたら将棋盤をひっくり返したくなる国語担当のなかしゃんです。
こんにちは。
短気すぎて今は将棋を見る派。
先日、中2の授業で文法の助動詞の説明をしているときに、灰色のフードをかぶったネズミ男スタイルのイノッチが質問をしてきた。
イノッチ:「先生、それって意味があるんですか?」
文法に限らず、塾での勉強する意味は
「高校入試に出題される範囲だから」
ということになるんだけど、イノッチが聞きたいのはそういう目的じゃないんだろうなと思った。
もっと本質的なことが聞きたいんじゃないのかと。
文法なんて日常生活の何の役に立つんだという思いがあるのだろう。
まあ、そう思うよね。
私はホワイトボードに図示ししながら話すことにした。
なかしゃん:「意味があるないの話は実感があるかないかっていうだけで、価値があるかないかっていうのは実感とは違う話なんだ。例えばね。数学の四則計算は日常でも使うよね。役に立っているよね。じゃあ、高校でやっている高等数学ってどうなのかって言うと、日常に役に立ってないように思える。だから、役に立っているのは意味があるような気がして、役になっていないものは意味がないように思える。だけど、そうじゃないんだ。パソコンやスマホやタブレットなどが作れたり使えたりするのは高等数学のおかげなんだ。ということはどういうことか。一見高等数学の方が意味なさそうに思えて、実は価値が高いものを生み出せるってことなんだ」
話を聞いていたイノッチは親指と人差し指で輪を作って私に見せた。
なかしゃん:「そう。お金を生み出せる知識や情報だってことだよね。だから、お金を稼ぐことにもつながっていると言えるね。じゃあ、国語はどうなのかってことね」
私は生徒の言葉も引用しながら説明を続けた。
なかしゃん:「文法って文章の法則っていう意味なのね。法則って何なのかって言ったら、原理原則のことなの。それを理解して仕組みがわかるんだよ。」
ある生徒:「説明ができるようになる」
なかしゃん:「そう。今言ってくれたように説明する力になっている。何かをやろうとするときには説明によって、納得してもらったり協力してもらったりする必要がある。原理原則がちゃんとしている話とそうでない話は説得力が違う。『なんで?』っていう質問に対して根拠もなく『なんとなく』とか『そんなもんだ』なんて言われてもちっともわからないじゃん。あまり考えたことがないかもしれないけど、文法の基礎を学ぶってことは、あらゆるものに原理原則があって、そのことを知るということになるんだ。原則がわかっていると『なんとなく』で国語の問題を答えることもなくなるし、間違えなくなるよ」
私はたまにこんな話をしています。
質問があったときは答えるようにしています。
生徒とやり取りしながらなので、同じことを何度も繰り返して言うこともあります。
理解度に合わせて、例えや言い換えも使います。
考え方って多様性があって、いい悪いではないので、いろんな先生から話を聞いて
「いろんな考え方があるんだなぁ」
と思って聞いてくれたらいいなと思います。
いろいろなことを聞いて、自分で考える。
それが大事なこと。
ちなみに。
学ぶとはどういうことかっていう系統の話はDANZEN先生が一番よくしてくれると思います。
なかなかレベルの高い話なので聞く方もそれなりの理解力は求められるわけですが、そういう話っておもしろいですよね!
先生の言っていることがわかったら
「オレってレベルが上がったな」
と一人でふっと笑ってください(笑)
おまけ。
教室の本棚の前の証明に短冊がぶら下がっている。
高校部の生徒のがんちゃんの七夕の短冊。
今頃気が付いた。
嬉しすぎて、ないはずのしっぽを振りまくっています。
ギャンギャンに。
私は小学生のクラスを担当していないので、何かな?と思っているとその子は話しかけてきた。
小学生:「将棋だぁ」
なかしゃん:「うん。将棋知っているの?」
小学生:「(*・ω・)(*-ω-)コクリ」
なかしゃん:「将棋させるの?」
小学生:「少し」
それがきっかけで将棋の話をしていた。
私も小学生のころ将棋さしていたんだよね。
最近、将棋界が注目されているのでこういう話ができるのって楽しい。
小学生とほとんど接点がないので、趣味が合うと話すきっかけになっていいよね。
ネー(´・ω・)(・ω・`)ネー
(会話内容としては盛り上がってなくても気持ちは盛り上がっている)
将棋で負けたら将棋盤をひっくり返したくなる国語担当のなかしゃんです。
こんにちは。
短気すぎて今は将棋を見る派。
先日、中2の授業で文法の助動詞の説明をしているときに、灰色のフードをかぶったネズミ男スタイルのイノッチが質問をしてきた。
イノッチ:「先生、それって意味があるんですか?」
文法に限らず、塾での勉強する意味は
「高校入試に出題される範囲だから」
ということになるんだけど、イノッチが聞きたいのはそういう目的じゃないんだろうなと思った。
もっと本質的なことが聞きたいんじゃないのかと。
文法なんて日常生活の何の役に立つんだという思いがあるのだろう。
まあ、そう思うよね。
私はホワイトボードに図示ししながら話すことにした。
なかしゃん:「意味があるないの話は実感があるかないかっていうだけで、価値があるかないかっていうのは実感とは違う話なんだ。例えばね。数学の四則計算は日常でも使うよね。役に立っているよね。じゃあ、高校でやっている高等数学ってどうなのかって言うと、日常に役に立ってないように思える。だから、役に立っているのは意味があるような気がして、役になっていないものは意味がないように思える。だけど、そうじゃないんだ。パソコンやスマホやタブレットなどが作れたり使えたりするのは高等数学のおかげなんだ。ということはどういうことか。一見高等数学の方が意味なさそうに思えて、実は価値が高いものを生み出せるってことなんだ」
話を聞いていたイノッチは親指と人差し指で輪を作って私に見せた。
なかしゃん:「そう。お金を生み出せる知識や情報だってことだよね。だから、お金を稼ぐことにもつながっていると言えるね。じゃあ、国語はどうなのかってことね」
私は生徒の言葉も引用しながら説明を続けた。
なかしゃん:「文法って文章の法則っていう意味なのね。法則って何なのかって言ったら、原理原則のことなの。それを理解して仕組みがわかるんだよ。」
ある生徒:「説明ができるようになる」
なかしゃん:「そう。今言ってくれたように説明する力になっている。何かをやろうとするときには説明によって、納得してもらったり協力してもらったりする必要がある。原理原則がちゃんとしている話とそうでない話は説得力が違う。『なんで?』っていう質問に対して根拠もなく『なんとなく』とか『そんなもんだ』なんて言われてもちっともわからないじゃん。あまり考えたことがないかもしれないけど、文法の基礎を学ぶってことは、あらゆるものに原理原則があって、そのことを知るということになるんだ。原則がわかっていると『なんとなく』で国語の問題を答えることもなくなるし、間違えなくなるよ」
私はたまにこんな話をしています。
質問があったときは答えるようにしています。
生徒とやり取りしながらなので、同じことを何度も繰り返して言うこともあります。
理解度に合わせて、例えや言い換えも使います。
考え方って多様性があって、いい悪いではないので、いろんな先生から話を聞いて
「いろんな考え方があるんだなぁ」
と思って聞いてくれたらいいなと思います。
いろいろなことを聞いて、自分で考える。
それが大事なこと。
ちなみに。
学ぶとはどういうことかっていう系統の話はDANZEN先生が一番よくしてくれると思います。
なかなかレベルの高い話なので聞く方もそれなりの理解力は求められるわけですが、そういう話っておもしろいですよね!
先生の言っていることがわかったら
「オレってレベルが上がったな」
と一人でふっと笑ってください(笑)
おまけ。
教室の本棚の前の証明に短冊がぶら下がっている。
高校部の生徒のがんちゃんの七夕の短冊。
今頃気が付いた。
嬉しすぎて、ないはずのしっぽを振りまくっています。
ギャンギャンに。
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