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dai さんの日記
2023
2月
2
(木)
23:52
本文
担当クラスの近況を報告することを通じて、小学生膳所コースのご案内としたい。
5年生 算数
1月は、「図形の角度」。1学期に少しだけ同素材で遊んでいるので、久しぶりに触れることになる。
ごく基本的な対頂角、平行線の同位角や錯角、三角形の内角の和、多角形の内角の和など。といってもこれらの用語を教えるわけではない。
算数星人の図形ドリル(中学入試難関校レベル)や、ラングレーの難角問題(二等辺三角形の発見)など、頭をギュッと絞って、閃くと嬉しい問題を、折に触れて一緒に楽しむことにしている。
2月は、「図形の面積」。本日は三角形や平行四辺形、台形やひし形の面積。次回は円の面積を復習する予定。(円の面積の成り立ちは、1学期にやっている。)
私は、小学5年生相手でも「定義」、「定義」とうるさいもんだから、いつの間に刷り込まれていたのだろう。今日の社会の授業(代講で私が入った)で、青森のヒバ、秋田のスギ、木曽のヒノキなんて一緒に勉強していたら、なんかの拍子で「どんぐりの定義は?」とのとっても鋭い質問があった。ちゃんと「定義」という言葉が自分のものになっているんやね。すごいぞ。
3月、というより新6年生からは「速さ」、「割合」を「はじめからていねいに」の予定。
「はじき」「くもわ」でパターンマッチング(意味を理解せぬまま公式あてはめ)しかできなかったり、変な覚え方のせいでかえって混乱したりしている子たちにもおすすめ。
つまり新6年生から編入してくる意欲ある(知的好奇心のある)生徒募集中なのである。
速さ、割合、比については、中学受験や高校受験で戦える、というよりも高校に上がってからモル(化学)や運動方程式(物理)で困らない素地を作ってあげたい。
私がそのままこのクラスの算数が持ち上がりになるかどうかは知らんけど(どの講師が担当になってもそういう意識でやってもらえると思うけど)。
あと特筆すべきはトップ名物「計算道場」。どんどんコースや学習コースは進級式だが、膳所コースは最初から分数小数を含む四則計算。
簡単な時計算や速さ、割合、比などの問題も織り交ぜて10問を3分で(いや、うちのクラスは5分制限にしているが)。
5分だと10問を最後まで解き切る子が出てくるね、1年鍛えると。最初は分数の足し算がおぼつかなかった(そりゃそうだ、学校でまだ習ってなかったんだから)子も今では四則混合計算を難なくこなしていたりする。
6年生 理科
学校進度ガン無視でいろんなことをやる。いちおう使用テキストは中学受験用のものである。しかしまあ、(私の場合は)脱線することが多い。プラナリアの話が子供から出てきたらプラナリア(の画像)を実際に見て見たりね。
設備の都合で実験はあまりできないが、実験動画を一緒に見たり思考実験をしてそれをシミュレートしてみたりもする。
授業中は常に高校用の「図録」(物化生地4冊セット)を座右に置き、関連するページを一緒に眺めたり、授業前に手に取って眺めている子がいたり。
たとえば物理なら、トラックの荷台でジャンプしたらどうなるだろう。エレベーターのワイヤーが切れたとして助かる術はあるのか。地球の自転が突然止まったら地上の物体はどうなるのか。
なお、中学受験用のテキストって、文字を使わないだけで実質高校の理科基礎レベルだ(メダカのオスメスの見分け方など、小学生ならではの単元もあるが)。
高校入試には出てこない「アルミニウムが酸にもアルカリにも溶ける話」とか、「力のモーメント(モーメントとは言っていない)」とか。
中学からの(塾に来た)子がそのテキストを見て、「すげー、こんなことまでやってんの?」と声を漏らすレベルなのである。
あらためて、知的好奇心あふれる子たちに来てもらって、鋭い質問をして私を困らせてほしい。それで一緒に賢くなれたらいいな、と思う。
それでは今日は、このへんで。
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