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dai さんの日記

 
2022
10月 12
(水)
19:34
トップの本棚―タナトスの誘惑
本文




月と木星がこんばんわってしてた。それを合図に急に寒くなってきた。
(月と木星は季節関係ないけどね。あっ、月の高度は関係あるかぁ。)


 『夜に駆ける YOASOBI小説集』  双葉文庫  


たった105行、数えてないけど原稿用紙5,6枚で収まりそうな短編小説「タナトスの誘惑」。「夜に駆ける」の原作小説だという。

世の中には「エロス」、生に対する欲動に支配される人間と、「タナトス」、死に対する欲動に支配される人間の2種類がいるという。

まあ実際は程度問題。どちらがちょっとだけ優位か、というもんだろう。

PVに「死神」は直接描かれていないし、曲の疾走感がそれを覆い隠しているものだからぼんやり聴いているぶんには分からないが、10代の子の何割かが持っている希死概念の歌。


他、曲でいうと「あの夢をなぞって」「たぶん」「アンコール」「ハルジオン」の4曲。それぞれベースになった短編小説が収められている。

流行りものを3年遅れて楽しむのが文庫派。3年も待つ必要なかったんや(文庫が出てるの知らなかった…)


さて、授業の時間だ。

世に数多ある塾がどうしているとか、弊塾の冬期講習がどうしているかとかは、ひとまずさて置いて、持論を述べるならば、小6算数、正負の数の先取りよりも、中学校に上がる前に「割合」、「比」の概念をしっかり定着させたい。

弊塾の膳所コース、算数の10問テスト「膳所計算」では、第21回あたりから顔をのぞかせるあの辺り(なお、20回台は最後の問題は分数が絡む「速さ」の問題である)である。
これがしっかりしていると、中学からの伸びが違う。

どんどんは別にして、長らく小6算数の集団授業を受け持っていないので、授業の様子を私がここで述べるわけにはいかないが。


今年の6Z理科、現在「電流」を鋭意学習中である。中学受験の問題集を使って、さらにそこで述べられていない抵抗の単位(オーム)などに触れたりする。文字式を使わないだけで、ある意味中2物理の先取りでもある(「抵抗の断面積が」とか出てくるあたり高校の先取りかも知れない)。

比例と反比例がもうちょっとしっかり入っていればなあ、と思う。なかなか苦戦している。

ちょっと前、と言うか夏期講習期間の話になるが、その6Zの生徒の1人から鋭い質問が出て内心めっちゃ感心していた。

「宇宙空間には酸素がないのに、なぜ太陽はあんなに高温で燃えているのですか」、と。

回答はここでは省略するが、水素がヘリウムになる話をしてみたり(爾後、化学反応のところで方便を述べなければならないことが確定)、宇宙に関連する動画を一緒に眺めてみたり。


それ以来授業では隙を見ては宇宙の動画を見ている。「光速」について、「宇宙の年齢と時間の概念」について、「ブラックホールの正体」について、など、など。


5Z算数、その「分数がらみの速さ」の問題などがだんだん上手になってきた。「はじき」は彼らの頭の中にたぶんないだろう(一切教えていない)。
割合を使った思考がずいぶん板についてきた。

「1時間24分で63km走るバスの速さは時速何キロメートルか」

これを

「12分で9kmだから、60分で45km。したがって時速45km。」

という感じで暗算できるようになってきたら申し分ない。


現在、虫食い算や数的推理(犯人は誰だ?)みたいな問題に悪戦苦闘中。
「頭が疲れた」なんて言いながらも楽しそうにやっているのでよかった。


それでは今日はこの辺で。


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