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dai さんの日記

 
2022
3月 11
(金)
16:50
daiの問題研究Vol.18―高校入学までにやっておきたいこと
本文
各高校、春休みの課題的なものが出ると思いますが…
3月12日、誤字訂正と数学得意な人向けに追記


合格発表は来週(16日)で、それから数日後にオリエンテーリングや教科書販売がある。

まあ結果が出るまではどうしてもそわそわするだろうけれど、約3年後のことを考えるなら、入学式までの約4週間は実は圧倒的に差を付ける、あるいは中高一貫組に追いつくチャンスなのである。

また、通常期の(ちゃんと勉強している)高校生の忙しさは、たぶん受験直前期の中学3年生とそんなに変わらない、と思う。


「約3年後」から逆算した場合、高校1年生修了時で英、数(数学Ⅰ・A+Ⅱの3~4割程度)と、古文の基本文法が固まっている(理系でも、国公立を受けるつもりなら)のが理想である。

なお、【京大クラス】では、現役で京大に受かるレベルになるには高1終了時点でどうなっていたいか、から逆算して英・数の演習(質的に)組む予定である。量的には学校で課される課題と上手く折り合いを付けておこうと考えている。
英も数も、3,4月に一番土台となる部分を固めると同時に、その後の展望が見えるようにしたい(様子を見てGW明けからとか、1学期終わってからだとこのあたりの積み重ねが弱くなってしまうので、本人がその気ならスタートから門をたたいていただければ、と思う)。


以下、膳所、石山、守山、(彦根東も同じようなかんじだろうが、現在の様子を知らないのと、いかんせん遠いので、あまり無責任には発言しづらい)の現行カリキュラムを踏まえて述べてみよう。


英語…とりあえず、最低でも語彙レベルはキープ、できれば増強しておきたい
トップの塾生でお金をかけたくない人は『英単語トレーニング』の最後の方(おおむね、7段からあと)に知らない単語が無い状態にしておけばよいだろう。

「古代の」→a_________
「像」→s__________
「神経質な」→n________
「温度」→t__________
「欠席した(形)」→a_________
「さまざまな」→v___________

どうですか?さっと言えますか?(正しく発音し、綴りが思い浮かべばOK)

高校では、教科書販売の時に単語帳を持たされるであろう。十中八九『システム英単語』。

英検準2級の長文が、語彙が原因でスラスラ読めない(塾の実力テストの長文問題が時間内に解けない)レベルであれば、先だってレベルを1段下げた単語帳を、明日からでもやるのも良いだろう。

『システム英単語 Basic』,『ターゲット1200』など。
個人差はあろうが、3分の2から8割くらいは知っている単語だと思うので、その気になれば春休みで全部やれると思う。

ポイントは、完璧主義にならないこと。「1日に10単語完璧に覚える」というのではなく、
たとえば、

「見開き4ページ程度(100単語ぐらい)チェックを入れながら眺める(声に出して言ってみる)」
→翌日「チェックを入れた単語が言えるかどうかやってみる」+「次の見開き4ページ眺める」…(以下r)


知らない単語が多くなってくると、そんなにサクサクいかないかもしれないが、「時間を掛けず、気楽に」やるのがコツだ。

数学…計算くらいは予習しておいても良いだろう(展開と因数分解、√、2次方程式)。

教科書販売時に、
「教科書」のほか
「傍用問題集」(「サクシード」、「4STEP」、「4プロセス」など)
「網羅系参考書」(たぶん「フォーカスゴールド」か「青チャート」。いずれも京大くらいなら十分なスペックではないか)
を買わされると思う。先取りしたいからと慌てて本屋さんで買わないように。

一部困難なところ(【京大クラス】では、初日(3月23日)にこのテーマを扱う)はあるが、おおむね「参考書」片手に進むことができるだろう。
(本当は、「うちの生徒ならサラッと出来るだろう」と春休みの課題にしてしまわずに、最初の土台となるところだから丁寧にやってほしいと思うが。)


どうしても、というむきには、『入門問題精講数学Ⅰ・A』(旺文社)(ピンクの表紙のやつ)をおすすめしたい。第1章を教科書販売日までにやっておけばよいだろう。
数学があまり得意でない人は、上に替えて、「白チャート」(青チャートよりだいぶ易しい)か、文英堂の「これでわかる」シリーズをもっておいて、同じく第1章をやってみるとよい。

いずれも説明を読んで考え方が理解できたら、例題の解説を隠して例題を自力で解いてみるのだ。

逆にそんなレベルはとっくに卒業しているよ、という人は、YouTube「予備校のノリで学ぶ」の「中学数学から始める三角関数」、「中学数学から始める微分積分」(いずれも2時間弱)を視聴してみよう(紙と鉛筆を持って受講しよう)。

からの、「中学の知識でオイラーの公式がわかる」鈴木貫太郎(光文社新書)をやってみよう。YouTubeでの動画解説アリ(本の中にURLがついている)。


ゆうてたらいつのまにか1800字越え。それでは今日は、このへんで。

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