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dai さんの日記
2022
1月
6
(木)
20:07
本文
??「全員の志望校合格を祈念し、さんさんななびょーっしっ!そーれっ!」
一同「ドンドンドンッ ドンドンドンッ ドンドンドンドンドンドンドンッ」
「アーヨイショッ ドンドンドンッ ドンドンドンッ ドンドンドンドンドンドンドンッ」
「モウイッチョ ドンドンドンッ ドンドンドンッ ドンドンドンドンドンドンドンッ」
??「対戦相手にエールを送ろう!さんさんななびょーっしっ!そーれっ!」
一同「ドンドンドンッ ドンドンドンッ ドンドンドンドンドンドンドンッ」
「アーヨイショッ ドンドンドンッ ドンドンドンッ ドンドンドンドンドンドンドンッ」
「モウイッチョ ドンドンドンッ ドンドンドンッ ドンドンドンドンドンドンドンッ」
以上、337×3×2。今年もよろしくお願いいたします。
で、そんな2022年の第1冊目に選んだのが、次の本である。文庫で550ページほどと、まあまあお腹一杯になるサイズであるが、中身はそれ以上に詰まっており、途中から「不可解」になるため、一読了解というわけにいかない再読必至の物語である。
おもしろいんだけど、展開が謎過ぎて、もう一度読もうどころか途中で挫折する人もいるかもしれない、第6回高校生直木賞作品。
『熱帯』 森見登美彦 文春文庫
今出川通り沿いの、京大農学部入り口近くの喫茶店「進々堂」は今も健在である。四半世紀ほど前になるが、何度かここで「読書会」をやったことがある。雰囲気が良すぎて大勢で押し掛けるには気が引けるところだったので、「読書会」で利用したのは数えるほどである。
佐山尚一という人が書いたという幻の小説「熱帯」。その小説を最後まで読んだものはいないという。ある男がその謎を追って、アマゾンの奥地…じゃなかった京都を歩き回り、関係者と会って話を聞く〈第三章「満月の魔女」〉。「進々堂」はその舞台のひとつである。
その進々堂の場面で刺さった台詞を引用しておこう。
「そもそも人間は解釈という名のレンズを通して世界を見る。何らかの理由でそのレンズが歪んだり傷つけられたとき、奇妙な世界が立ち現れてくるのです。(中略)いずれにせよ、その世界を見ている本人からすれば、それは現実そのものなのです。」(文庫版pp221-222)
そうそう、「進々堂」へ行ったら「カレーパン」を注文してみよう。想像と違うものが出てくるよ。
でも、よくよく考えてみれば、「カレーパン」と言って想像するのが「カレーが中に入った揚げパン」ということの方が謎であって、「進々堂」の「カレーパンセット」の方が本来かもしれない。
それでは手短に授業の時間。
冬期講習で出た、ちょっとした謎。
錐体の体積はなぜ柱体の3分の1になるのだろう。
もっと言うと、
球の体積の公式を半径で微分すると、なぜ球の表面積の公式になるのだろう。
そもそも円の面積の公式を半径で微分すると、なぜ「円周」=「円周率」×「直径」になるのだろうか。
われわれはその謎を解明すべくアマゾンの奥地へ…
いや、立方体を6つに分割するところから議論を始めることにした。
この話の続きは、またの機会に。
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