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dai さんの日記
2021
12月
25
(土)
16:49
本文
大阪近郊の某都会の市立図書館便り「春夏秋冬」に、「JKが曲がり角で出会うのは」というタイトルの、センスありすぎなエッセイが載っていた。某SNSでKUSO(注1)のパーカッションの人が拡散し、蜜柑餅さんという方が「私です」と名乗り、さらにバズっていたのを通りがかりで目にしたのだ。
文才溢れるエッセイだ。数日で10万ファボ近くいっているのも頷ける。
蜜柑餅さん、数年後KUSOでフルートとか吹いてそう、知らんけど。
そういや高校生の頃、ここの図書館には大変お世話になった。帰りに、JRの駅すぐの郵便局のはす向かいにあるミスドでしょっちゅうお茶してたっけ。
で、文才溢れるといえば、高校時代は底辺生活だったという筆者が20代になって書いた「地味な人なりの青春」(筆者あとがきより)を描くこちらの作品を紹介したい。
『檸檬のころ』 豊島ミホ 幻冬舎文庫
東京まで新幹線に乗り換えて4時間以上かかる、ある地方都市の公立高校を舞台に、生徒たちや卒業生、先生、それぞれの人生を描いた連作短編7編。
「窓の外を、七時前のぴかぴかな世界が流れていた」初めて乗った通学電車の中で声をかけてきたサト。彼女は2年生になると保健室登校になっていた。(「タンポポのわたげみたいだね」)
一浪で早稲田に入り、司法試験の勉強をしていた晋平に、祖父の危篤を知らせる電話が。実家である高校そばの雑貨屋に急ぐと、かくしゃくとしたじいさんが店番をしながら迎えてくれた。(「金子商店の夏」)
「でも、お互い好きだとは言わなかった。何せ、時間はいくらでもあったのだ。」
受験が近づいた中3で並んで傘を差し町の図書館に通っていた西君と秋元さん。無事同じ高校に進んだのに、進学後はなんとなく距離ができてしまう。(「ルパンとレモン」)
…
…
物語の後半、くるりの『東京』(注2)がアクセントになっている。(「ラブソング」と「雪の降る町、春に散る花」)。
「トーキョー」というタイトルを聞くと真っ先にYUIを思い浮かべる私にとって新鮮な感じがしたが、あらためてくるりの『東京』を聴いてみると、なんだか懐かしかった。
では、授業の時間だ。
中3数学、三平方の定理はゴリゴリやるのもいいが、工夫して省エネで計算したい。。
一つは相似の利用。各辺を最大公約数で割って、楽に計算した後「お湯をかけて戻す」。
もう一つは a²-b²=(a+b)(a-b) の活用。斜辺と他の一辺がわかっているなら残り一辺はらくらく求められる。
たとえば、「斜辺が578、直角をはさむ一辺が476の直角三角形の残り一辺を求めてみよう。」
両方34の倍数なので、それで割るとそれぞれ17と15。すると残り一辺は8(ピタゴラス数を覚えていたらそれもよし、自信がなければ(17+15)×(17-15)をすればよい。
で、34をかけて元に戻すと272を得る。
え、どうやって34で割れるって気付いたかって?
そりゃぁ、あれよ。Euclidさん(注3)に聞いてみたんよ。
では、今日はこのへんで。
注1:Kyoto University Symphony Orchestra の略である。卒業式の時に聞いたニュルンべルクのマイスタージンガーの生演奏は圧巻で、今でも忘れてないよ(体育館で卒業式をしていた頃の卒業生並みの感想(※今はみやこめっせ)。コスプレは当時も今も相変わらずだ)。
注2:1997年リリースのメジャーデビューシングル。
注3:GHのZクラスの皆さんにはおなじみ、ユークリッドの互除法ですね。高校の数学Aで改めて学習します。
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