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dai さんの日記

 
2021
12月 9
(木)
15:10
京大クラス開講準備委員会(仮)からお知らせ。その2
本文
現高1の膳所高生、ならびに卒塾生のみなさんへ、
トップ進学ゼミでは、GH校において、【京大クラス】を来年3月開講すべく準備をすすめている旨お知らせ申し上げます。

対象となるのは、次年度の高1、高2で、京都大学などにできれば現役で進学したいと考えている高校生です。在籍高校は問いませんが、膳所高校のカリキュラムに準じた進度で進めていく予定です。高3になったときに、そのレベルで大学受験を戦えるだけの武器(能力)を、惜しむことなく伝授したいと思っています。ぜひとも、意欲ある学生(とりわけ、元トップ生)に門を叩いてもらえれば。


クラスの最大規模(定員)、授業の内容(特に高2クラスでの文理の扱いについて)、授業料などの詳細について、ただいま詰めの検討に鋭意入っているところです。発表まで、いましばらくお待ちいただければと思います。


本日は、英語のリスニングと、リーディングとの関係について、少しお話ししようとおもいます。



というわけで、さっそく授業の時間だ。

リスニングができない原因は、次の3点。

1に知識不足(語彙と発音)
2に「音声知覚」ができない。
3にリーディング力不足


(こあらの学校「英語リスニングができない3つの理由とその対策」より)

3のリーディング力についてもう少し考察してみよう。

リスニングで聞こえてくる音声を聞いて、その言っていることを理解できるためには、最低でも同じスピードで文字を追って、そのスピードで英文の内容を理解できる能力が必要である。

英語圏で不自由なくコミュニケートするのに必要なスピードはだいたい200語/分程度。ナチュラルに早口で話すとこれくらいのスピードでしゃべっているのだ。で、それ以上のスピードで英語を読み、書いてある内容を理解できるか、ということである。


中3の人は直近の実力テスト(12月度)の2番と3番(注2)の英文を読み返してみよう。ストップウォッチを回して、前から順に、飛ばさず最後まで読んだときのタイムを計ってみるのだ。

2番の会話文は本文が34行あって、ざっと見積もると500語程度。
3番は38行で同じく600語程度。3番は英文で書かれた内容一致問題があるから、それも含めると700語程度の英文を読むことになる。

このように見積もってみると、試験時間が結構シビアであったことがわかるだろう。

半分の100語/分(注1)ペース、つまり2番に6分、3番に8分(読むだけで)かけて即読即解できたところで、時間的にはギリギリだということである。

英文のレベルも中3としては簡単ではないと思う。未受験の人のヒントになってはいけないので、設問に直接関係ないところを引用しておこう。

Another thing that has made the city popular is the simple way of life of the local people. (3番本文から)

この一文、本来(テストであれば)、前後の文から流れで文意が掴めるかもしれないし、読み飛ばしても結果的には設問に答えるには影響がなかったところだ。(試験を受けた人も、こんな文あった?って思ったかもしれない。


知らない単語はないであろう。それでも文意が一読して分からなかったのであれば、それは英文の構造を見抜く力が不十分なのである。


【京大クラス】の英語の授業で鍛えたいのはこの「英文の構造を見抜く」力。

まずはじっくり構造を分析して文意を捉える(精読)。それができるようになってきたら、今度は構造の分析を無意識でこなすレベルで読む(速読)力を磨いていきたい。

「語句の知識」と「英文の構造を見抜く力」の涵養が、当クラスの目標となる。


先ほどの英文の文頭に”another”なる単語が出てきたけど、意味が解っているだけではなく、語法を理解しているだろうか。

おおっと、手元にちょうどいいサンプル(注3)があるではないか(わざとらしい)。当クラスで代名詞を勉強するのに使えそうだ(使うとは言っていない)。
Twitterの「英語タンbot」風に紹介しておこう(たぶん140文字超えている)。

Two vaccines, one made by the U.S. company Pfizer and Germany’s BioNtech, and another by Moderna, has been approved for emergency use by the U.S. Food and Drag Administration.

問 和訳せよ。(あわせて、”another”とあるが”the other”ではないのはどうしてか?考えてみよ)。


では、今日はこのへんで。




注1:「100語/分」とは、ちょっと前まで膳所高校で指定単語帳だった「速読英単語①必修編」(Z会出版)(ちなみに、今の高2は「システム英単語」使ってましたよね)で示された、リーディングの目標スピードの目安。
平均的な大学生が黙読すると、これくらいのスピードだという調査結果もある。
でも今の共通テストだと、このスピードで読んでいたら解く時間を考えると制限時間的にきわきわな気がする。


注2:この回の英語はかなり難しかった印象だが、それでも90点越えの人がちらほらいるね。大したもんだ。


注3:去年の年末に出された2020年を振り返るVOAの記事から引用。
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