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dai さんの日記

 
2021
11月 18
(木)
17:36
トップの本棚―移民の親子は旅を続ける
本文



SDGsという言葉を目にしない日はない。けれども、その言説の大半には「それお前SDGsって言いたいだけやろ」という感想しか生まれてこない。ただなんか耳障りがよいからSDGs言うてるだけやろ(注1)、と。


そういう言説は、SDGsを謳いながら、SDGsのいの一番の目標たる「貧困と飢餓をなくす」という視点が何一つ見えてこないように思えるのである。



『銃とチョコレート』 乙一 講談社文庫


世界中からお宝を盗み取り、謎のメッセージカードを残して煙のように姿を消す怪盗ゴディバと、それを追う探偵ロイズの対決。昼ごはんのパンにも困っている移民の子リンツにとっても、多くの子どもたちと同じように、探偵ロイズは憧れの存在であった。

そんなリンツがある日ゴディバのお宝を示すと思われる地図を手に入れ、そのことを探偵ロイズに手紙で知らせると、ロイズはリンツのもとに現れ、ゴディバを追う冒険が始まる。

「学校のしたくをおえてぼくと母は家を出た」(本文p16)とあるように、ひらがな多め。「胡椒」とか「瓶」など難しい漢字にはフリガナが打ってあり、子ども向けとも取れる文面。

で、子どもの頃に読んだ冒険小説のノリでどんどん読み進めてゆくと、その先に明かされる事実とは…。


帯にはこうあった。

「登場人物すべてに裏があり、その裏が明確になった時、この物語は本当の顔を見せる」


唯一無二、という言葉が大げさでないくらいの、特別な読後感であった。
たしかにヤバいわ(語彙力)。


では授業の時間。


多くの中学校で、期末試験の真っ最中(え、もう年末⁈)。毎度同じ事しか言わないが、「ワークの答えを(赤で)写して終わり」は世界最悪の勉強法である。

それは、せっかくの「1週間前にワーク終わらせる(注2)」作戦を無に帰し、これまでの費やした時間を台無しにするのである。


理解できていない、理解があいまいな点をあぶりだして、できるようにするのが勉強。
そうだとすれば、赤で答えを写すのは、手がしんどいだけでしかも実質勉強時間を減らしてしまい、しかも本人は(場合によっては親や先生も)なんかやった感を持ってしまう(しかしできるようになっていない)、とっても残念なことである。


そりゃ成績も出ないよ。

じゃあ塾で何をするのかというと、ワークのチェックをやったうえで、テスト範囲の小テスト(あるいはテスト範囲で組んだ定期テストレベルの問題のセット)をやってもらうのだ。出来ていないという現実を突きつけられる。そして勉強し直す。試験当日に間に合ったところまではちゃんと結果が出る。


そりゃ、最後までやりきった暁には普通に90点以上取れるって。変な問題(あるいは普段の授業の質に対して不相応に難しい問題)や、謎採点されない限りは。



では今日はこのへんで。



注1:高級外車を乗り回し、タワーマンションの高層階で過ごす金持ちのおばさんが「みんなで貧乏になりましょう(ただし私を除く)」と天下の大新聞に書いていたのを目撃した時のような、何とも言えない嫌悪感。SDGsや環境問題は金持ちの道楽とちゃうぞ。


注2:普段の勉強が軌道に乗った人にとって、1週間あれば余裕である。
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