プログラミング教室

プログラミング教室へ

ゲストメニュー
ログイン

ユーザー名:


パスワード:




SSL
パスワード紛失
TIME

 

@

TOP  >  TOPブログ  >  dai  >  つれづれ  >  トップの本棚―自粛の盆休み

dai さんの日記

 
2021
8月 21
(土)
18:11
トップの本棚―自粛の盆休み
本文



お盆休み、去年以上の自粛モードで、YouTubeのスポーツライブ中継からの旅動画を見ながら、ひねもす家でゴロゴロしていた。旅動画(注1)は見ているだけでお腹がすくが、飲食店は午後8時で閉まるし我慢我慢…

そういやビールなんて家で飲んでてもおいしくないし、8月に入ってから1滴も飲んでないや。
出掛けたといえば、近所のスーパー、ドラッグストアに買い物に出たくらいである。




『青い春を数えて』  武田綾乃  講談社文庫  


文庫が出たのでほぼ3年ぶりに再読。短編5編。思春期女子の周りに対する負の感情とそれに自ら気づいて自己嫌悪に陥ったり、自分にないものを友達に見出して羨望と嫉妬がないまぜになったアンビバレントな感情をもてあましたり。
こういう感情を描かせたらこの人が一番じゃないかな。

作中の一編「白線と一歩」の一部分は、この単行本が出る(2018年8月)より前(確か2017)に都立日比谷高校の入試で使われていて、高校の作問担当の先生すごっ、て感想を抱いたものだった(注2)。

今回読んでいて一番ジワリと来たのは「漠然と五体」。通学途中に急に学校に行きたくなくなって、電車をそのまま乗り過ごしてしまう。終点で乗り換えて、さらに遠くの見知らぬ海辺まで来てしまう(表紙のイメージはこのシーンか)。

自分がお盆にやりたかったことを、季節は真逆だが(物語は真冬という設定)彼女たちはやっていて、なんだかうらやましかった。


少しだけ授業の時間。


「接続解析」のまねごとをやってみた。中学2年「式を使った説明」である。

フィボナッチ数列の無限和をSと置き、両辺に1を足し、S-(S+1)を計算すると不思議なことが起こる。

辺々整理すると、なんと

S=-1 (!!)


また、自然数の無限和をS(=1+2+3+4+…)、偶数項の符号を入れ替えたものをA(=1-2+3-4+…)とし、S-Aをしてみると4Sが出現する。
したがってS=-A/3。
今度はAを-1倍して-Aをつくり両辺の差を取ると…(以下省略)
(「数字であそぼ。5」もそこは省略してましたね)。

こんな感じで等式(?)をいじくっていると、

S=-1/12

が得られる。

(前回「フィボナッチの日」で「自然数の無限和が-1/6」と書いていましたが「-1/12」の誤りでした。お詫びして訂正いたします。)



注1:「たっちゃんねる」とか「まーこさんは食べ友」とかまでいくと、旅動画ではなくもはや飯テロ動画である。好きだけど。

注2:この次の年が「鋼と羊の森」で、前の年は有川浩(作品名は忘れた)だった。2019以降は小説の問題で引用される作品の傾向がガラッと変わったのを覚えている。


閲覧(2553)
コメントを書く
コメントを書くにはログインが必要です。