@
dai さんの日記
2021
6月
26
(土)
15:08
本文
(以下引用)
定期考査の勉強の合間に「数字であそぼ」を読んでた娘が、「暗記に頼るとエラいことになるからちゃんと理解したいので、今日のところは寝る」と意味不明の供述をしており
今朝は「ちゃんと理解したいと思うんだけど、『自分がちゃんと理解しているかどうか』は、どうやって確かめたら良いの?」と、エラく核心的な問いを投げられ、(以下略)(引用終わり)
とある塾の先生のつぶやきである。「いいね」を100回くらい押したかったけど、それだと「いいね」が取り消しになってしまうので、一回だけにしておいた。
『数字であそぼ。2』 絹田村子 フラワーコミックス
第6話「酒と泪と男とベクトル」では、「驚異の記憶力の持ち主。名門、吉田大学に入学するも数学で挫折し2留中」の主人公横部君が線形代数の一番入り口で「多項式がベクトル空間に含まれる」意味が分からなくて困っている。そんなところに通りがかりの知り合いに声を掛けられ、鴨川デルタで飲み会&花火に誘われる。近くの女子大生も多数参加している。
女子大生たちとウェイウェイしている経済学部生を横目に淋しく缶ビールを開ける横部君は、このあとケンカに巻き込まれ駆けつけたお巡りさんに説教をされているときに、とつぜん分からなかったベクトルの答えが降って来て、怒られているのにニヤニヤしてしまう。
数学の勉強って、こうやってするんやで(ただし、中高生はビール飲んじゃダメ、ゼッタイ)。
わからない問題を頭の片隅で寝かせておく、というのは出来る人のスタイルなのだ。さて横部君はこれをきっかけに「数学出来る子」に脱皮できるのか。
ちなみに、鴨川デルタといえば、四半世紀余り前にわいが生まれて初めてオール(注1)した場所。クラスの友達で集まって「加茂大橋の下でやみ鍋」からの「河原町今出川のミスド(当時電車通学していた自宅生数名)」からの「京阪の始発で朝帰り」、懐かしいなぁ(注2)。
「数字であそぼ。」1~3をGHの本棚にしばらく置いておきます。よければ試験終わりの中2、中3生は手に取って見てね。(7月末頃に持ち帰ります)
さて、授業の時間だ。
今年の入試問題で考えさせられた問題があった。四天王寺の問題。
次の二次方程式を解きなさい。
x^2-90x+2021=0
気の効いた塾の先生なら、冬期講習などでどうせ触れているであろう「知ってた案件」。
今年卒業した当時GH3Zの子もDANZEN先生から聞いたと言っていた(注3)し、ドラマ「ドラゴン桜2」の作中でも東大実践模試の数学の問題に「2021を素因数分解せよ」があったとかなかったとか(伝聞)。
「2021の素因数分解が43×47と憶えてたから出来る」というのは(まあ、覚えちゃったことは否定しないけど)、本当の学力と言う意味ではちょっと違う気がする。
たとえば、
次の二次方程式を解きなさい。
x^2-172x+7387=0
などでも同じように解ける(注4)というならこれは本物と言っていい。
注1:そういや高校卒業するまで、徹夜ってしたことなかったんだよなあ(遠い目)。
注2:使い終わった鍋は下宿生が持ち帰ってくれました。来た時よりもきれいに!
注3:直前講習(理科)の時に特色受かった人向けに「45の2乗を計算したうえで、2021を因数分解せよ」という問題を出した。
注4:近くの平方数を探すとか、平方完成を利用するなど、いろいろ試行錯誤してほしい。
定期考査の勉強の合間に「数字であそぼ」を読んでた娘が、「暗記に頼るとエラいことになるからちゃんと理解したいので、今日のところは寝る」と意味不明の供述をしており
今朝は「ちゃんと理解したいと思うんだけど、『自分がちゃんと理解しているかどうか』は、どうやって確かめたら良いの?」と、エラく核心的な問いを投げられ、(以下略)(引用終わり)
とある塾の先生のつぶやきである。「いいね」を100回くらい押したかったけど、それだと「いいね」が取り消しになってしまうので、一回だけにしておいた。
『数字であそぼ。2』 絹田村子 フラワーコミックス
第6話「酒と泪と男とベクトル」では、「驚異の記憶力の持ち主。名門、吉田大学に入学するも数学で挫折し2留中」の主人公横部君が線形代数の一番入り口で「多項式がベクトル空間に含まれる」意味が分からなくて困っている。そんなところに通りがかりの知り合いに声を掛けられ、鴨川デルタで飲み会&花火に誘われる。近くの女子大生も多数参加している。
女子大生たちとウェイウェイしている経済学部生を横目に淋しく缶ビールを開ける横部君は、このあとケンカに巻き込まれ駆けつけたお巡りさんに説教をされているときに、とつぜん分からなかったベクトルの答えが降って来て、怒られているのにニヤニヤしてしまう。
数学の勉強って、こうやってするんやで(ただし、中高生はビール飲んじゃダメ、ゼッタイ)。
わからない問題を頭の片隅で寝かせておく、というのは出来る人のスタイルなのだ。さて横部君はこれをきっかけに「数学出来る子」に脱皮できるのか。
ちなみに、鴨川デルタといえば、四半世紀余り前にわいが生まれて初めてオール(注1)した場所。クラスの友達で集まって「加茂大橋の下でやみ鍋」からの「河原町今出川のミスド(当時電車通学していた自宅生数名)」からの「京阪の始発で朝帰り」、懐かしいなぁ(注2)。
「数字であそぼ。」1~3をGHの本棚にしばらく置いておきます。よければ試験終わりの中2、中3生は手に取って見てね。(7月末頃に持ち帰ります)
さて、授業の時間だ。
今年の入試問題で考えさせられた問題があった。四天王寺の問題。
次の二次方程式を解きなさい。
x^2-90x+2021=0
気の効いた塾の先生なら、冬期講習などでどうせ触れているであろう「知ってた案件」。
今年卒業した当時GH3Zの子もDANZEN先生から聞いたと言っていた(注3)し、ドラマ「ドラゴン桜2」の作中でも東大実践模試の数学の問題に「2021を素因数分解せよ」があったとかなかったとか(伝聞)。
「2021の素因数分解が43×47と憶えてたから出来る」というのは(まあ、覚えちゃったことは否定しないけど)、本当の学力と言う意味ではちょっと違う気がする。
たとえば、
次の二次方程式を解きなさい。
x^2-172x+7387=0
などでも同じように解ける(注4)というならこれは本物と言っていい。
注1:そういや高校卒業するまで、徹夜ってしたことなかったんだよなあ(遠い目)。
注2:使い終わった鍋は下宿生が持ち帰ってくれました。来た時よりもきれいに!
注3:直前講習(理科)の時に特色受かった人向けに「45の2乗を計算したうえで、2021を因数分解せよ」という問題を出した。
注4:近くの平方数を探すとか、平方完成を利用するなど、いろいろ試行錯誤してほしい。
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