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TOP  >  TOPブログ  >  dai  >  つれづれ  >  トップの本棚〜常識という名の池の水を全部抜く

dai さんの日記

 
2020
9月 28
(月)
18:21
トップの本棚〜常識という名の池の水を全部抜く
本文

学部生時代、ゼミ発表のテーマの一つとして公社の民営化を選んだ。中曽根内閣と土光臨調が主要な研究対象である。のちに日銀に就職するゼミの同級生と、郵貯の民営化(注1)の是非について法学部中庭で話をしていたことを思い出した。

今、当時のように大学の中庭で語る機会があったら
「この経済状況下、土光さんに怒られるようなことをしなきゃいけないね。」
なんて話をしていたかもしれない(もっとも、卒業後疎遠なので連絡先など知らないが)。

コロナの影響下で、経済政策が緊縮方向に振れたりしたら正気の沙汰ではない(なんか見た)。けれども、財務省に知り合いはいないし(当時ゼミから官僚になった人は4人とも総務省に入省、師匠の影響があるにしても、いったい何が⁉)。



『あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン』 住吉雅美 講談社現代新書 


おもしろいけど、中学生に奨めるには若干刺激が強すぎるかな。青山学院大学の法哲学の教授が学生相手の講義をベースに書き下ろした法哲学の入門書である。
「ビールでも飲みながら気楽に読んで」とは筆者の弁。やっぱり大人向け?

正義論に関するノージックとロールズ(注2)のくだりで、二人を悟空とベジータ、ジョジョとディオ、桜木花道と流川楓(たとえが古い!)、になぞらえていて、ついクスリとさせられた。やっぱり大人向け?


さて、授業の時間だ。


某SNSの私のTLに流れてきた誰か(中学生の生徒の発言を拾ったどこかの塾の先生)の発言
「数学は普段からやっていればテスト前に特別なことをやる必要はないんだよ。」

ほんまそれ。中2は連立方程式の応用問題や1次関数をやっているが、確認テストの問題やワークの問題が一通り仕上がっているなら、今日は枕を高くして早寝すればいいのだ
(本日は某中学校のテスト前日)。

極端な話、1次関数はグラフを見て直線の式を作れればOKなんやで。
一番シンプルに直線の引き方は、1点と方向(傾き)を決めるだけやで。

公立高校入試に出てくるような複雑な設定のダイヤグラムの問題も含めて、ホンマそれだけ理解できていればOKなんやけど。

まあその境地に達するところまで連れて来れていない(注3)から、土曜日あれだけわからんの嵐になるのだろうけど。


注1:当時の総理大臣って誰だっけ?とにかく小泉首相の郵政解散よりずいぶん前の出来事である。
注2:高校の倫理の教科書で、ロールズはちらっと出てくるが、さすがにノージックまではなあ。
注3:一般の中学生を見る限りあの手の動点やダイヤグラムの問題を難なく解けるのならそれだけで確実に上位5パーセントに位置していると思う。


追記:前回のブログで出題した数学の問題の答えは、n=5,19でした。


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