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dai さんの日記

 
2019
8月 7
(水)
22:15
栗草本棚―ダイナソー小林vsバード川上
本文
れんくん(6歳)「ハトはどうして後ろから近付いても気がついて逃げるんですか」
バード川上「後ろからだと気づくから下から(!)近づいてみよう」
#8月2日は神回

『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』  川上和人  新潮文庫 


夏休み子ども科学電話相談室(注1)での、バード川上先生とダイナソー小林先生のバトルがおもしろい。恐竜の生態や生物の進化について、いつも二人は侃侃諤諤と議論をしている。たぶん二人はとてもなかよしなのである。
だいちくん「恐竜には感情があるのですか。」
ダイナソー小林「テレビで見たんだね。(注2)あれは演出。」
バード川上「恐竜も感情があった方が生き残りやすいと思いました!(だから感情はある)」
この件はダイナソー小林先生が「そういうことにしておこう」と折れた。

本書は夏休み子ども科学電話相談室でお馴染み、鳥類学者川上和人先生の恐竜エッセイである。恐竜の子孫はトリである、だから恐竜は絶滅していない(!)というのが本書の主張である。聞けば、私が子供の頃に見た恐竜図鑑と今の恐竜図鑑とではずいぶん様子が違っているらしい。
夏休みの自由研究の題材に困っている生徒諸氏はよかったらどうぞ。


さて授業の時間だ。
今年のペルセウス座流星群は13日にピークを迎える。しかし月明かりが邪魔をしてあまりよく見えない可能性が高い。月がしずんでから夜が明けるまでの13日未明が観察のチャンスだ。あと台風、何とか逸れてくれ。

6Z「てこ」の単元は例年のことだが難しい。できる子はさらっとできるようになるのだけど一度苦手意識を持ってしまうと払拭するのはなかなか大変だ。まあ、将来直接役に立つことは少ない(高校受験でもほとんど出ない)ので、できなかったらどうしようとか思いつめる必要はないが、具体→抽象(知識を一般化)する(この能力が小学校高学年〜中学生のあいだに磨きたい学力の根本部分だと思う)トレーニングにちょうど良い単元だ。

中2理科、ふと思いついてミョウバンの用途を訊ねてみたら、ほとんどの子が知らなかった。なるほど現代の生活の中でミョウバンを使う場面も見かける場面もほとんどないなあ。



注1:夏休みが始まってから高校野球が始まるまでの午前中、NHKラジオで放送。自由すぎる小さなお友達(質問者)と、自由すぎる大きなお友達(回答する先生方)が繰り広げる掛け合いは、時にミラクルを生む。
注2:おそらくだいち少年はNHKスペシャルを見てそういう疑問を抱いたのだろう。ダイナソー小林先生がNHKのラジオでNHKのテレビをさりげなくディスっているところが何ともお茶目だ。
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