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dai さんの日記

 
2019
5月 22
(水)
18:28
りつくさほんだな―Getting a gleam
本文
ふとしたきっかけで、柿の種について調べてみようと思いが至りGoogle先生に質問したところ、新潟の某お菓子メーカーの製品の画像ばかり出てきた。
そこで、「カキの種子」で検索したところ、ちゃんと目的物が出てきた。どこまで子葉なのか知りたかったのであって、おかきとピーナッツの割合について最適解を知りたかったわけではない。

『動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか』 福岡 伸一  小学館新書

科学、殊に生物学について人類が持っている知識はこの四半世紀の間に加速度的に進んでいる。高校の頃学んだ知識はアップデートしていなければまるで使えない。ES細胞然り、iPS細胞然り、STA…おっと誰かが来たようだ(この件についても新書板にはしっかり触れてある)。キーは生命が不可逆である点、テクノロジーになじまないものである点にある。機械の部品を変えるようにはいかないということである。


さて授業の時間だ。

弊社都合により某B先生が出張でお休みだったので、土曜日3T3Zの数学は某H先生に代講で演習問題をしてもらうことに。3Zは3Tと同じ問題では物足りなかろうと、私から演習問題を追加させていただいた。テーマは「因数分解と素因数分解」、4問30分のセットで、すべて偏差値70以上の高校入試からの出題である。
第4問はちょっと前の灘高校の問題。(1)は文字3つの因数分解。セオリー通りやればできる普通の問題。(2)の式の値では与えられた二つの条件式から(1)の結果が利用できるのだが、与式からそれが見えるかどうか。(欲しい)結論から初手を繰り出す、という習慣が身についているかどうか。
二つの方程式が同時に成り立つとき、二つの式の和と差の方程式もまた成り立つから、和と差の式を試行錯誤としてやってみるのは有効な手段である。そこで閃きが降りてきたらきっと嬉しくなるだろう。

同クラスの理科は私の担当。物理を終えて生物に入った。テーマは細胞分裂、生殖、遺伝である。ちょうど福岡先生の本を読んでいて星新一の「リオン」が話題になっていたから、3Zには回覧して読んでもらおう。しかも英語で(準2級ぐらいのレベルなら語彙的にはちょっときついけど注をつければ文法的には問題なく読めるだろう)。

りつくさ2年社会、学校は平行型で進んでいるので塾の授業の少し先(室町〜江戸初期)についてテスト勉強と称して知識のチェックをしたが散々だった。一体学校の授業で何を聞いているの?でも文化の話とか系統立ててはされてないみたい。それじゃ頭には残らないわな。

知識は頭の中で有機的につながって、初めて使える(アウトプットできる)ようになるのである。テスト勉強は、定められたテスト範囲についてアウトプットをする練習であって、けっして定期テストの傾向を対策するものではないのである。
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