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dai さんの日記

 
2019
2月 9
(土)
23:03
そこをなんとか
本文
生まれて初めて大阪地裁の法廷に足を踏み入れたのは、たしか高3の夏休みだった。あの時一緒にいたなかに、のちに25期生の奇跡(注1)と呼ばれたメンバーのほとんどがいたように思う。任意参加の社会科見学である。
詐欺事件の傍聴ということで、どんな知能犯が出てくるのだろうとわくわくしていたら、被告人は食い逃げの常習犯で捕まったおっさんだった。食い逃げは窃盗罪ではなく詐欺罪なのだ。一つ賢くなった。


『そこをなんとか』 麻生みこと  白泉社 

新米弁護士・改世楽子の奮闘記。本日で6巻まで読了。
事務所の先輩弁護士、東海林先生が楽子の代わりに受任した痴漢冤罪事件での活躍っぷり(5巻)がかっこよすぎる。木曜10時ぐらいの枠でドラマ化しないだろうか。
去年の暮、知り合いの弁護士先生からのメッセージに『そこをなんとか』が15巻で完結したよという旨のお知らせがあった。何それおいしいの?と読んでみたがとてもおもしろい。りつくさの中3女子たちが続きを読みたいと喧しい。受験が終わったらね、と言いたいところだが、15巻全部をここに揃えるのは叶わない。
マンガだから教育に悪いとか、私がケチだとか、そんなつまらない理由ではない。

本屋に全巻置いてないのだ。

じゃあ、というわけでブックオフ行って探したところ、私のような40過ぎたおっさんが一番入りにくいコーナーに数冊だけあった。もちろん「お子様はダメよ」のコーナーではない。そっちの方がまだましである。つまり大人の女性向けのコーナーに置かれているのである。
この調子で全巻揃うのはいつになることやら。


さて授業の時間だ。

2年生は場合の数と確率をやっている。当塾では学校より極端に速い進度をとることはしない。そのかわり(特にZは)当該単元をその辺の中高一貫校に負けないレベルで深く掘り下げて学習する。
「この問題はPですか、Cですか」なんていうレベルの低い質問をしているようならぶっ飛ばすところだ(ぶっ飛ばさない)。
問題ごとにパターン暗記したって将来使えないし、だいいちそれって答え知りたいだけやろ。

2Zで実にいい質問が出た。
場合の数を積で計算する場合と、和で計算する場合の考え方について質問だった。
きっかけは確認テストの1問、「A,B,Cの3人に異なる6本の鉛筆を2本ずつ配るとき、配り方は何通りあるか」という問題である。
6C2×4C2×2C2 の90通りと答えを出せるのだが
P(順列)やC(組み合わせ)を問題によって掛けたり足したりするので混乱する、ということだ。
「式を書いてはいるけれど樹形図を考えて場合の数をカウントしているだけだよ」
と言って思考過程を丁寧に示した。

A,B,Cの3人に「白、黒、赤、青、黄、緑」の6色の色鉛筆を配るとするね。
たとえばAが「白と黒」を選んだとするで。
Bは残り「赤、青、黄、緑」から2本選ぶことになるね。
Bが「赤と青」を選んだとするね。
Cは残った「黄と緑」を選ぶことになるね。
Aは6種類のうちから2つ組み合わせて選ぶことになっているね。
「そのそれぞれについて」Bは4種類のうちから2つ組み合わせて選ぶことになるね。(と言って樹形図の一部を書く)
「足す」問題についても具体例を出して考え方を示した。

消化して自分なりに一般化(樹形図を描くと枝分かれするところを掛算してるだけ)できればOKだ。

3Z、特色当日の数学では確認テストで早大学院(場合の数)、渋幕(3次方程式)、渋幕(放物線)のきついセット。
さらに授業のラスト15分で京大の確率の問題をやった。典型的な場合の数を「足す」問題だ。
「1〜9までの番号が書かれた9枚のカードから2枚引いて…」という、泥臭く数えれば中学生でもなんとかなりそうな問題である。
面白そうな問題だと言って意欲的に取り組み、現に5人くらい正解にたどり着いた。
大したものである。
1から8までの2乗の和が分子に来るので、なんか公式があるかと尋ねるから、高校でこんなん「Σ(数列の和)」習うよ、と示しておいた。なかなか中2病ゴコロをくすぐる式である。


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