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dai さんの日記

 
2018
12月 6
(木)
18:14
月曜から夜ふかし
本文
大学に入ってすぐのことだった。火曜1限体育の授業で、吉田南コート(注1)で小学校の同級生と6年ぶりに再会した。彼は地方の超難関私立中高一貫校に進学していたのだった。関西弁は小学校の時と変わっていなかった。
そんなことを思い出したのは、自宅の本棚を整理していて出てきた本を月曜から夜更かしして読んだからだ。

『ネバーランド』 恩田陸 集英社文庫

物語の舞台は地方にあるが全国から生徒が集まる名門私立男子校の寮である。冬休み多くの生徒が帰省してゆくなか、美国(よしくに)、寛司(かんじ)、光浩(みつひろ)、統(おさむ)の4人の少年が居残り、ひとけのない、お化けが出そうな古い寮で年末を過ごすことになる。

4人はそれぞれ重い過去を抱えているが、それをイブの夜「告白」ゲームをする中、事件は起こる。

恩田陸の学園ものなら、デビュー作の『六番目の小夜子』や本屋大賞受賞作『夜のピクニック』が有名だ。いずれも絶賛おすすめである。なのに中学生に勧めるには少々インモラルな香りのするこのチョイスはどうだろう。

それは単に、「月曜から夜ふかし」(注2)で、関ジャニ∞村上信五のコテコテの関西弁は今でも地元で使われているか、という件繋がりである。大した他意はない。

『ネバーランド』は15年ほど前、TBSでドラマ化されていたらしい(見てないけど)。キャストは次のとおりである。(注3)
美国 - 今井翼
寛司 - 村上信五
光浩 - 三宅健
統  - 生田斗真

ドラマの中で寛司が、コテコテの関西弁で「〜ちゃうの」「俺かて」とかしゃべっていたら面白かっただろうけど、多分そんなことはないだろうなあ(原作の設定では、たぶん寛司は関西出身ではない)。



さて授業の時間だ。5Z国語では語彙力のコーナー、
対義語「失敗⇔成功」にかこつけて次の出題(注4)をした。
わ「挫ける(くじける)の反対は?」







1分ぐらい、いろんな子を当ててやり取りしている中で、正解が出た。

「貫く」(この時点では「○○○く」というヒントを出していた)である。


もう1問、安全⇔危険にちなんで
わ「堅いの反対、脆い、なんて読む?」

これもすぐに「もろい」ときた。

大したものである。



注1:かの取り壊す、取り壊さないで話題になっている吉田寮の北側にあったテニスコート。私は法学部6組、彼は工学部(何組だか忘れた。当時20組まであった。)何クラスかが合同で時間割が組まれており、いくつかの選択肢から好きな種目を選ぶ。人気種目は抽選になる。最初バドミントンを申し込んだが抽選に漏れ、硬式テニス(&冬3回だけアイススケート)になぜか通ってしまった。

注2:中学生は寝る時間ですよ(月曜深夜11:55分ごろからの放送)。テレビ見ないんじゃなかったっけ、というツッコミはなしで。家では「ほぼ見ない」(週に2時間程度はほぼ見ないといっていいのでは?)

注3:Wikipedia参照。大学のレポートですら不可だ。

注4:ネタ本は、『〜ふくしま式〜本当の語彙力が身に付く問題集‐小学生版‐』
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